2017年10月28日土曜日

長期保証 や メンテナンス費 よく考えてみましょう。

皆さん ハウスメーカーのもうける仕組みをご存じですか?

長期保証制度というのがありますね。
20年保証 長いのは 60年保証とか言うのまであります。

多くの場合は保証内容は 雨漏りや構造区体の保証です。
窓が閉まりにくくなった。とかシャッターの不具合 外装の痛み
電気器具の故障 内装のはがれ 床板の痛みまで保証する物ではありません。
保証内容は本当に限られています。

10年目の点検は無料だったりしますが そこで痛み始めているところを指摘されたら、お客様がお金を払ってきちんとメンテナンスをしたら、次の保証期間に進めます。

また20年目に普通は点検も有償になりますが有償点検を受け有償のメンテナンスをしたら、さらにまた次の保証期間に入れるという仕組みです。

ですから 点検があるごとに 有償のメンテナンスを繰り返し 長持ちさせると言うことですね。
それはそれで悪いことではないかもしれませんが 修理費を他社と比較するわけでもなくそのハウスメーカーに頼まないとそこで保証期間が終了します。
言いなりで金額が決まるのです。
ここまで書くと 察しの良い方は解ると思いますが ずっと高い費用を取られ続ける保証プログラムに組み込まれると言うことですね。(笑)

実際 電動シャッターが壊れたとしましょう。
民間の会社でYKKやLIXILの汎用品で2万円くらいで修理可能な物が その保証プログラムで修理すると10万円以上かかるなんて言うことはざらです。(笑)
実際そういうおうちがありました。
それも もうその保証プログラムはいいからと ハウスメーカーではなく近くの工務店に修理を頼もうとしても そのしゃったを扱っているメーカーが ハウスメーカーに圧力をかけられ修理できなかったりします。 修理するときは必ず建てたハウスメーカーに頼んでくれと言われるそうです。(笑)
そのお客様は修理できなくて 泣く泣く高いお金を払ってハウスメーカーのメンテナンスを頼むことになります。
シャッターメーカーも隠れて直接修理することがハウスメーカーにばれると 大変なペナルティーとなるとのことです。
ですから シャッターメーカーもお客様のために 安く修理してあげたくてもできないのが現状で困っているようです。

こんな話はたくさんあるのです。

修理を頼みたくても頼むことができない。
他に頼むことができたとしても長期保証プログラムがそこで終わってしまう。
メンテナンス費が市中価格より話にならないくらい高い。

このビジネスモデルはすごいですね。
ハウスメーカーもたいした物です。

皆さん こんな仕組みだと思わなかったですよね。

「大手メーカだから安心」村亜子とは全くないと言うことは解ると思います。
よく考えて 判断してくださいね。

スマートスピーカー

少し前のブログでも書きましたが 待望のソニーのスマートスピーカーLF-S50Gが出ました。エンジンがグーグルアシスタントなので音声認識の技術も優れています。早速注文しました。
基本的なところはグーグルホームと変わらないみたいですけどSONYの音へのこだわりに期待です。
キッチンなどで使うことを想定しての防滴やジェスチャー入力も良さそうです。
これで日本独自のエコーネットライトの信号も出せると最高なのですが。
そうすればエコキュートやエアコンのコントロールなども容易に最適化できます。
たぶん住宅のIOTもこれに集約されてくるのではないでしょうか?

大手の住宅メーカーが各社自分独自の技術を開発していますが残念な結果になることは目に見えています。
やはり グーグルにはかなわないということになり住宅に設置されてしまった機器の更新が行われなくなり困ることが出てくるのだと思います。
世界の流れを読まないで独自に進めるのは怖いですね。

どんなにデバイスでがんばっても 音声認識技術などAIを制さないとだめですね。

でも グーグルかアマゾンかアップルかはまだ解りません。しかし電機メーカーがグーグルアシスタント採用を始めているところを見ると流れはグーグルなのでしょうか?

2017年10月25日水曜日

電気自動車が増えていくことについて考える

地球温暖化問題が叫ばれ 化石燃料を減らす努力が行われています。
本当に化石燃料を燃やすことで温暖化が進んでいるのではないということも言われていますが、化石燃料の奪い合いは戦争などにも発展しますから 化石燃料を使わない方向に持っていくことはとても良いことです。

そこで化石燃料を使わないために電気自動車が脚光を浴びるわけです。
中国、イギリスを始め多くの国が今後数十年以内に電気自動車100%にすることを政策として掲げていますし、すでに電気自動車の優遇制度を設けガソリン車を少なくする用に仕向けています。

ですが、急に切り替わることができるかというとそうでもありません。
蓄電池をはじめとして、今の需要を満たすのが精一杯で急には供給能力を増やせない部品も多いようです。
さらに 電力が莫大に必要になりますから 電力網のインフラ整備も必要です。

しかし、社会も変化していきますね。
自動運転車やカーシェアリングなどの技術により 自動車の数が激減するかもしれません。
IT技術で乗り合わせなどが容易になり交通量も減るかもしれませんし、物流も形が変わりトラックなどの台数も減るかもしれません。
電力の面でも モーター技術の向上や 自宅で発電、それを蓄電するなどで 電力のグリッドに負担をかけない技術は発展するでしょう。
ですからもしかするともっと急速に電気自動車が浸透していくかもしれません。

そうなってくると 住宅は、やはり発電がたくさんできる方が良いと言うことになると思います。
今は家庭内の消費電力のみ太陽光で発電できれば良い、という基準のゼロエネルギーハウス(ZEH)ですが これから目指すのは 自動車の消費電力まで含めてゼロエネルギーにしていく必要があるかもしれません。

最新の電気自動車で日産のリーフが40kWhで400km走れますから1kwhで約10kmですね。
我々のような田舎住まいですと 1日30km位は普通の生活で走ります。それも夫婦別々の車です。そうすると60kmですから6kWh 実質の燃費など効率も考えると 10kWh位作れた方が良さそうです。

自動車に蓄電することを考えると、現在5kWの太陽光でZEHになっている住宅も3kW位追加して8kW位のシステムにしておくと良いかもしれません。
家庭の蓄電池も20kW位は必要になるでしょうね。
家庭の蓄電池と自動車の蓄電池をうまく使って電気をためて上手に使う使い方も考えていかなくてはなりません。それによって家庭の蓄電池の量も大きく違います。
日中車が家にあることが多ければとても有利です。
蓄電池の使い方のために夜お買い物に出るという家庭も増えてくるかもしれません。

これから数年 自動車を中心に 大きく変わりそうな気がしてなりません。
今家を建てる人はそのことも考えておくべきだと思います。

近代美術館で木の家展

戦後の建築家の代表作が図面と模型で展示されています。
改めて感じましたが、建築家はスキップフロアーとガラス張り。中に浮いたようなデザインが好きですね。


スキップフロアーは部屋の繋がりがいろいろできて空間は豊かになるかも知れませんが生活スペース全てがスキップというのも日常では大変そうです
でも私も憧れます。変化に富んだ空間でその時々に応じて様々な使い方ができそうです。
全面ガラス張りはさすがに真似できませんね。
プライバシーのかけらもありません。


町家形の真ん中に中庭のある長細い家も良くあるパターンです。
安藤忠雄の住吉の長屋も有名作品ですね。傘をささないとトイレにいけないなんて有名になりました。四季が感じられていいのだとか。(笑)
究極がこれ。家じゃなくて防寒着でしょ。雨風しのぐのが住宅の目的ならこれで十分だって?
もう、屁理屈の世界ですね。
やはり、住まいとしはこういうのが落ち着きますね。
他にも事例がたくさん。とても参考になります。皆さんも見に行ってはいかがでしょうか?

2017年10月24日火曜日

google home AIスピーカー

アメリカではとてもはやっているという Google Home や アマゾンエコー
日本でも発売されましたね。
これは 音声を認識するAIが入っていて 人の自然の言葉で話しかけると それに反応してくれるという物。

人に聞くように話しかけると答えてくれるスピーカーです。
「天気は?」「今何時」はもちろん いろいろな質問に答えてくれたり 音楽を流してくれるのだそうです。

音声認識技術は googleが一番進んでいるようであまり間違えないそうです。
早く使ってみたいですね。
これとHEMSが組み合わさると 住宅でもいろいろなことが簡単にできるようになりそうですね。

この分野で日本企業の遅れが見れますが SONYから発売されるようです。
sonyspeaker-TA
今からとても楽しみです。
AIはgoogleの技術みたいですけど

2017年10月20日金曜日

窓の付け方。

新潟のオーガニックスタジオの相模さんの現場を見せていただきました。
飯塚さんの設計です。

この家は少し西に振ってます。
上手にそれを生かして、日射取得されています。冬の東の窓の朝日はとても明るく気持ち良さそうです。
また、窓の付け方が絶妙です。高さなど上手く整理されていて無駄な線がないのでとてもきれいです。全くごちゃごちゃしていません。
これが万人が素敵に見えるデザインですね。

西の窓は縦長です。細くしてガラス面積を抑えて西日が入るのを少なくします。
でも棟まで届く縦長の窓にすることで建物の奥まで光が入ることを狙っているのですね。
さすが今一番注目されている住宅の設計士さんです。
その他もいろいろ見所はありましたが、窓の付け方が一番印象に残りました。

2017年10月17日火曜日

パッシブハウスオープンデー

今年もだんだん寒くなってきましたね。
恒例の パッシブハウスオープンデーの季節です。
このイベントは 世界中でパッシブハウスを同時に公開しようという物です。
http://passivehouse-japan.org/ja/opendays2017/
当社も参加いたします。

当社は11月11日(土)12日(日)に参加いたします。
WEBサイトでは予約が必要と書いてありますが 当社は予約必要ありません。
お気軽にお越しいただければと思います。

当社のパッシブハウスは 秩父の寒さの中で 無暖房で住めるほどの性能です。
昨年の冬も一切ストーブ、エアコン、こたつさえも使いませんでした。

暖かさも無理に暖房した暖かさとは全く違う ほんのり暖かい 本当に異次元の住み心地の住宅です。
最近はなかなかパッシブハウスを後悔する機会もございませんので 是非この機会にご体感いただければと思います。

2017年10月16日月曜日

落ち着いた雰囲気の嵐山パッシブハウス

嵐山パッシブハウスが この夏完成しました。
おそらく嵐山町でパッシブハウスクラスの住宅は第一号だと思います。
暖房負荷が13.85kWh/㎡ 冷房負荷が7.42kWh/㎡ 


ちょっと和テイストの住宅です。
夏場の日射遮蔽もしています。
この夏、とても涼しかったみたいです。


奥様の好きな緑色のソファーです。


明るいLDKですね。日中明るくて本当に気持ち良いとおっしゃっていました。

ピークの暖房負荷が9W/㎡ですから 有効床面積125.1㎡をかけると
1125.9Wです。一番寒いときでも6畳ようエアコンの半分で足りてしまう高性能さ。
びっくりです。
冬が楽しみですね。


トイレは大柄のクロスです。すてきですね。奥様のセンスが光ります。

3ヶ月住んでもらってのアンケートでは とても満足していて不満は全くないそうです。
本当に家を建てて良かったと喜んでました。
そう言っていただけると 本当に私たちもうれしいです。
これを励みにさらにがんばっていきたいと思います。



デザインもすてきな東松山パッシブハウスⅡ

東松山市の高坂にパッシブハウスクラスの建物が完成しました。
東松山市では2軒目です。
太陽の自然の恵みで 暖房が本当に少ししかいらない高性能住宅です。
暖冷房負荷が15kWh/㎡以下に抑えられています。
とんでもない異次元の住み心地が実現できます。

リビングもすてきですね。車いすで入ってこれるよう玄関スロープです。
そこにカウンターが設置されていてお花など飾ることができるスペースとなっています

カウンター上部は吹き抜けです。
吹き抜け面には南側にたくさんの窓が付けられています。





























ダイニングもすてきですね。
奥にはワンちゃんの柵がありますね




女子高生のお嬢さんのお部屋です。
かわいい感じのデザインに仕上がりました。
ロフトも付いています。




かわいい小物が置かれています。


お父さんの書斎(こもる部屋)
紫檀のフローリングです。


この家は 高基礎にもなっていて床下空間が 「倉」のように倉庫として利用できます
6畳間3つ分くらいの大規模な収納です。360度写真で見るとこんな感じです。
すごいですね。何でもしまえてしまいそうですね。


キッチンも使いやすくできています。
これも360度カメラで(笑)

キッチンの左端に水切り棚がありとても便利そうですね。

外観は写真の撮り直しですね 暗くてよくわかりません。

「高性能」で「おしゃれ」で「収納力抜群」なおうちの紹介でした。