2013年3月7日木曜日

国産の木製サッシ

今日は,新丸ビルでパッシブハウスジャパンのエリアリーダー会議がありました。
北海道から九州までのエリアリーダーが年に数回集まる日です。
燃費ナビソフトをさらに使いやすくするための改善点など検討したり、そのほかいろいろ、時間も足りないくらいの一日でした。
その後、国産木製でパッシブハウスに使えるレベルのサッシが出来たとのことで皆で招待され見てきました。
Uwが0.8以下 日射進入率が60%以上というとても高性能なサッシです。
外部には,木部を守るアルミカバーも付いてます。
納まりもとてもよく考えられていて、熱損失が最低限になる枠形状です。
値段が思っていたより高かったのが残念なところですが,この性能なら仕方ないのかもしれません。
パッシブハウスジャパンと提携しメンバーには安く出してくれるそうです。
こちらからの価格の提案はしましたので、メーカーさんの返事次第というところでしょうか?
エリアリーダーの夕食会の中では,価格さえ合えば標準で皆使っていきたいと言っていましたので、結構数は出せるようになるでしょう。メーカーさんが納得してくだされば,私も標準化していけます。
国内の大手メーカーは、売れ筋の性能の低いサッシしか造らないので、我々の仲間は、皆困っています。日本の基準で一番良い基準のサッシがUw=2.33です。そう言われている樹脂アルミのサッシは、実際はその数値さえもクリアーしていなくて情けない性能です。
ドイツでは日本で最高性能のサッシが物置用です。
どうして、日本はこんなに情けない国になってしまったのでしょうか?
メーカーと役人が支配している国だからです。国民が勉強不足で,コマーシャルに踊らされているからです。
今回、発表されたパッシブハウスに使えるようなサッシを造った会社に拍手を送りたいです。我々もこのサッシを出来るだけ使ってバックアップしていかなくてはならないと思います。
このサッシを使える建ものを早く造っていきたいと思います。