2016年12月20日火曜日

太陽光発電 買い取り価格

経産省から今後の買い取り価格の案が発表されましたね。

日経アーキテクチャーの記事から
現在31円の価格が 少しづつ引き下げられていく予定です。

システムの調達価格は現在35万円/kWぐらいなのですね。
当社はもっともっと安くご提供していますので この買い取り価格なら数年先でも十分経済メリットが得られそうです。

もっと下がるかと思っていたのですがこの程度で安心しましたね。

しかし 平均的な価格で太陽光発電を設置している人には厳しいですね。

今後は東京電力の電気の価格はまだまだ上がることが予想されますから 売らずに自分で使うという選択筋が増えていくのではないかと思います。現在でも昼間の電気代は35円/kWを超えますから買い取り価格より高くなっています。
そうなると いよいよ蓄電池です。昼間売らずにためておき夜使うというのが良いという感じになりそうですね。

2016年12月10日土曜日

熊本地震から8ヶ月

木の建築フォーラム主催の報告会?が東大でおこなわれた。木造住宅の構造の先生方が集まり様々な報告がされました。
かなり豪華な顔ぶれです。

熊本地震では多くの建物が壊れました。
震度7の地震が2回。特に後に来た本震は阪神淡路の23倍の威力だったようです。ですから比較的新しい建物しかないハウスメーカーの建物も被害を受けてしまいました。
耐震が強化された2000年以降に作られた木造でさえ7件倒れたようです。
311の地震は強さは強かったのですが揺れの周期が短かったため建物にはあまり被害をおよぼしませんでした。
熊本の地震は本当に強く、建物にとって怖い周期の揺れだったようです。
地盤の良いところも強い地震の力が入り多くの被害を出しました。固い地盤が地震に安全という都市伝説が間違いであることを示しています。

木造住宅が圧倒的多数を占めるため壊れる量も多いですが、新しい基準で建てられた木造の建物はむしろ強いということもわかりました。阪神淡路の地震での法改正を受けて着実に進化しています。

比較的簡単に耐震性を高める方法などの説明もありました。
伝統構法の耐震性やその補強の考え方等も参考になりました。

とても有意義な内容でとても勉強になりました。



2016年12月8日木曜日

新築 二世帯住宅完成

素敵な二世帯住宅が完成しました。
当社の建物ですからもちろZEH

スーパー高断熱は当たり前です。

床暖房 トリプルガラス

性能はトップクラスでありながらハウスメーカーより高性能で低価格
コストダウンを徹底し実現しました。

皆に見ていただきたい自信作だけど
公開できるかな?

2016年12月4日日曜日

秩父夜祭

今年の秩父夜祭は賑やかだったですね。
私も久しぶりに長時間にわたり見に行きました。
持参したカメラは職業柄サーモグラフィー
花火もきれいでしたよ。
夜空は寒いのがよくわかりますね。
天気の良い日はどんどん熱が空に逃げていくのがわかります。
空は真っ青です。
曇りや雨の日は雲がお布団代わりになりますから夜暖かいのです。
空への放射冷却を少なくするためにも屋根の断熱はしっかりしましょう。

提灯は温かいですね。

2016年12月3日土曜日

サーモカメラで温度測定

今日は 朝8時にお客さんのお家にお邪魔しました。
ちょっと早くて迷惑だと思いますが サーモカメラで熱画像を撮るためにご協力いただきました。

外気温 -1.0℃ 室温21.5℃湿度55%です。
ゆっくり6畳用のエアコンが動いています。

床面の温度は20.9℃
全く冷たく感じません。
さっきまで立っていた私の足形が熱で残っています。



天井が21.6℃ 壁が21.3℃

床も含めて 回り中の輻射温度が高いのでとても快適です。



サッシはYKK APW430 トリプル
それでもガラスのエッジ部分は13℃まで落ちています。
表面部分はさすがに20℃有るみたいですけど。
ほぼここから熱が逃げていると考えられます。
やはりフレームとスペーサーが重要ですね。


ガラスが結露しているみたいに見えますけど
これは 霜が外側に着いているのです。(笑)
高性能なガラスだとこういうことが起きてきます。
外だから全く問題ありません。(笑)

ちなみに LDK22.5畳 6畳用エアコン1台のみ 20℃以上キープ
その他の部屋 18℃ 無暖房です。

日中は太陽の熱で自然にもっと暖かくなってしまいますけど。
天気が良かった夜は暖房していないみたいです。

室温20度はなれてくると 寒いと感じるとおっしゃってました
22℃くらいが良いのかなと。
皆さんどう思いますか?

エアコンの電気代はデーターがそろってきたら
ブログに載せたいと思います。






2016年11月29日火曜日

暖かい家で長生きする。

北海道住宅新聞に載っていた 首都大学 星旦二名誉教授の記事によると。

田舎にすんでいる人のほうが長生きできるらしい。都会は抗生物質が多過ぎて人間に良い細菌なども殺しすぎるというのが最大の理由だそうです。最近、抗菌をうたう商品がたくさん売られていますが、実は良くない場合もあるのですね。

屋外環境の影響も知らず知らずのうちにかなり受けているみたいです。例えば、犯罪が少ないとか、騒音が少ないとか、景観が綺麗とか、屋外環境が良好だとストレスも少なく、死亡率は半分になると書いてありました。やったぁ❗田舎に住んでいてこんなよい情報に巡りあったのは初めてです(笑)

他にも
歯の主治医がいる。
毎日アルコールを飲む
少し太っている
少しコレステロールが高い
体温がたかい。
前向きに生きている。等ありました。

住宅について抜粋してみると、暖かい家に住むことは健康に凄く良いらしい。
これは、常識となってきましたね。
高性能な暖かい家は 健康になり、医療費もへるし光熱費も減る。一石二鳥ですね。

化学物質を使わない、木材や塗り壁等の自然素材の家にすることもとても重要。
アレルギーや喘息等大幅に減るみたいです。これも常識となってきましたね。

そして住宅についてはハードばかりではなくソフトも重要です。
家族が楽しく、会話が弾むような空間造り。リラックスできてぐっすり眠れる空間。食事が美味しく健康的にいられるというのが大切なようです。

2016年11月26日土曜日

欲張るとだめだね

たくさん飲みたくてジョッキワインを頼んでみた。
ジョッキに入っていたけど氷が一杯。薄くて不味い。
店員呼んだらそういうものだって。
知らなかった(笑)
もう二度と頼まない!(笑)
欲張ったからバチが当たった。

2016年11月25日金曜日

湯~園地

https://www.youtube.com/watch?v=UbMmhQYoAsM
湯~園地
別府市すごいな。
温泉で遊べる遊園地
是非実現して欲しい。
リンクを見てね。大爆笑。


2016年11月23日水曜日

古民家園で3人の先生から教えてもらいました

今日はとてもわくわくの連続でした。
古民家園で実物を見ながら3人の先生からいろいろ教わりました。
こんな贅沢な機会はまたとないですね。

  構造の実務者として有名な山辺先生から実際に古民家の耐震改修の現場の解説。さまざまなことをどのように考え進めてきたかの話しはとても参考になりました。
そして構造の研究者の河合先生の説明もとても納得できる説明ですごいと思いました。
後半は骨組みの特に指物を研究されている 源先生。古い建物の構造の考え方を説明してもらいながら、数多くの建物の骨組みの違いを解説していただきました。
やはり、実物を見ながら解説していただくと理解が深まります。

本当に贅沢な勉強会でした。
       

伝統工法の現場見学

大田区まで松井先生の伝統工法の現場見学に行って来ました。
木造の伝統工法と言うと、木組みで構造耐力をとり できるだけ金物を使わない作り方をします。
「筋交い」のような斜めの材料で支えるのではなく「貫」と呼ばれる柱を横に貫いた材料で倒れないように作ります。

そのため地震で大きく揺れるのですが、貫が柱にめり込みながら力を吸収するので、急に建物が倒壊するということにはならず、最終的に人の命を守ることができる工法だと言われています。いわゆる柔構造です。

木組みで家を持たせるのですから、細い木材では無理です。太い材料をたくさん使い組んで行きます。
ですから見映えはとても素敵です。
木が好きな人ならとても憧れるのではないでしょうか?

当社は大工さんを社内で抱える、技術集団の工務店です。
今回見せていただき、すぐに対応できることはわかりました。昔ながらのの技術だからです。

今回見せて下さった松井先生は昔の技術をいかしつつも現代の技術も取り入れていました。
それを踏襲しながら、私の温熱、構造の知識を生かし新型の伝統工法の建物を作って見たいと思いました。

家庭でのエネルギーの使われ方3

家庭でのエネルギーの使われ方の続きです。

今度はお金の話し

前回のエネルギーをおかねにかんさんしてあります

平均的な光熱費は 18.8万円
戸建てでは22.2万円 集合住宅では14.5万円です。

集合住宅で1.2万円 戸建てで1月約1.9万円ですね。
皆さんどうですか?
電気、ガス、灯油などすべてでです。

多いのか少ないのか いまいちぴんときませんね。

ちなみにガソリン代は1世帯10万円くらいだと言うことです。


次はいやなデーターです。

お金持ちほどLED比率が高くなっています。ということはお金持ちほど省エネで光熱費が少ないと言うことですね。
新しいエアコン 冷蔵庫を持っているかというデーターもお金持ちほど新しい物を使っています。
冷蔵庫、エアコンなどの家電製品もお金持ちの方が値段の高い省エネ商品を購入しますから、余計お金が貯まる計算です。
まあ、解っていたことですけど。
ペアガラスもお金持ちの普及率が高いというデータもあります。



田舎の方が大きな都市に住む人に比べて倍近くガソリンを消費しているというデーターです。
公共交通機関が少ないし スーパーに行くのも病院に行くのも車なしじゃ無理ですからね。
田舎住まいはお金がかかりますね

住宅の光熱費を減らしても 自動車のガソリン代たくさん使うのでは 省エネではないですね。
当社で出来ること。???
住み心地の良い家を作り 家にいるのが快適すぎて 無駄に出かけたくなるように仕向けるしかないですね?(笑)




2016年11月21日月曜日

家庭でのエネルギーの使われ方2

前回に続いて家庭のエネルギーの使われ方の続きの解説です。
世帯の構成による違いです。
戸建てと集合住宅で分けてあります。
家族が多い世帯の方がエネルギー消費量が多いのは言うまでもありません。

しかし 一人あたりのエネルギー消費量は 単身世帯の方が多くなります。
( )内の数値です。
戸建てで比べてみると 単身世帯では2.7t/年 大家族では1T/年台です。
集合住宅だと 単身世帯で 1.5t/年前後 大家族では1t/年前後です。

やはり 1軒の家に大勢で住む方が省エネだと言うことが解ります。
戸建てに一人暮らしと 集合住宅に大勢で住むのでは一人あたりのエネルギー消費量が2倍から3倍も違うのですね。
びっくりです。

そう考えると お家を大きくしすぎないと言うことはとても大切なことですね。

次に ガソリンの使用量

 この表から見えてくることは 集合住宅に住む人の方が車の数も少ないし車を使う機会も少ないだろうと言うこと。あくまでも平均して。実際には都市部の方が集合住宅の比率が多いし買い物などにも遠くまで行かなくても良いなどのことがあるのでかなりの地域差があると思います。
当社のある秩父地域なら集合住宅に住んでいても同じように車は必要だし単身世帯が多いはずだから一人あたりの車の利用頻度も多いはず。地域を区切らずここで戸建てと集合住宅を比べても意味が無いですね。
自動車だけで 1.31t/年 平均で排出していると言うことが重要です。
ほとんど車を使わない 人口の多い都市部も入れられていることを考えると 田舎では 2t/年排出していると考えて良いだろう。

車のエネルギーは莫大だと言うこと。
地方の人は家庭内で排出されるCO2と同じくらい車で排出していると言うことになる。
車はエネルギーを使いますね。

地方に住んでいるのだから車に乗るのはやむを得ないとはいえ、少しでも車に乗る頻度を少なくすることが省エネに役に立つのは間違いなさそうです。
エネルギー問題のことを声高らかに言い 省エネ省エネと言いつつ、車にたくさん乗っている人は、自覚して欲しいですね。
皆さんご存じだと思うが飛行機での移動は大変なエネルギー消費であるから 省エネを推進するなら少しでも飛行機は控え電車で移動すべきですね。
話がそれました。 省エネと言いながら飛行機に乗り回っていたり、普段の生活が派手だったり。そのライフスタイルが省エネなの?という人がいるので。
少々突っ込んでしまいました。











家庭でのエネルギーの使われ方

環境省から面白いデーターが出ていたのでシェアします。
家庭内で使われるエネルギーです。
日本の平均です。
地域差はもちろんありますが電気が多いですね。
ガス、灯油は給湯と調理にしか使われませんから このような結果は当然かも知れません

それではどのような物にエネルギーが使われるでしょうか?
多いのは照明や家電製品ですね。
冷蔵庫 暖房便座 照明 テレビなど 長い時間使われる器具が多いようです。

給湯 暖房も 4分の1づつ使っています。 半分が熱として使われていることが解ります。
この辺は家の作り方で大きく左右される部分です。

冷房が意外と少ないですね。
エアコンが贅沢なイメージがあるかもしれませんが 付ける時間が短いのが この結果の原因ですね。もちろん稼働させているときにはかなりのエネルギーを食っています。
家の作り方で減らせる部分ですがたいしたことないですね。

ここで見る限りは 省エネ家電をきちんと選ぶことも とても大切。電気を付けっぱなしにしないことも大切だと言うことが解ります。
照明に関しては 「日本の家は明るくしすぎ。」と言われています。日中のように明るくしたい気持ちはわかりますが、リラックスして睡眠の体制に入るには位方が良いようです。
日本人がヨーロッパの人のような明るさで過ごすだけで とても省エネになるということも解っています。皆さん気をつけましょう。
温かいお家に住んでいる人は 暖房便座のスイッチは切りましょう。暖房便座はとても電気を消費します。標準的な物で1月1000円くらい使う物もあるようです。

次にはアパートやマンションなどの集合住宅と 戸建て住宅の比較です。

戸建て住宅は集合住宅の倍のエネルギーを使うことが解ります。
比較的戸建ての方がすんでいる人数が多いと言うこともあるかもしれませんが 大きな違いは広さです。狭いので暖房のエネルギー 照明などの家電のエネルギーも少ないのは当たり前の話しです。
暖房に関して言えば 隣や上下階に住戸があることで壁や天井などから逃げる熱が減りますから暖房エネルギーが少なくすむと言うこともあります。
アパートに住んでいた人が省エネな新築を建てても思ったより光熱費が減らなかったと思うことがあるのはこのためです。

これらのエネルギーを太陽光発電などを使い見かけ上ゼロにする住宅が ZEHです。(家電はのぞきます。)
皆さんZEH(ゼロエネルギーハウス)を作りましょう。



2016年11月7日月曜日

当社の案内図 

パッシブハウスデーが迫ってきました。
遠くからお見えになる方もいらっしゃるようなので当社の案内図を添付します。
黄色い道が国道299号線です。
熊谷方面からは国道144号線を皆野町で外れて旧吉田町の方から来たが近いです。
飯能方面からは国道299号線が早いですね。
田舎で本当にすみません。



googlemapのリンクも貼っておきますね。

https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92368-0101+%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E7%A7%A9%E7%88%B6%E9%83%A1%E5%B0%8F%E9%B9%BF%E9%87%8E%E7%94%BA%E4%B8%8B%E5%B0%8F%E9%B9%BF%E9%87%8E%EF%BC%91%EF%BC%94%EF%BC%94/@36.0200873,139.040443,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x601ec828486a5b71:0x935efeaa8bd160be!8m2!3d36.0200873!4d139.042637?hl=ja

2016年11月5日土曜日

「伝統木造の保存・活用」講座

4回目の今日は 指物架構
さしものかこう
柱に大きな断面の木材を指していきセンやしゃちなどで引っ張り締め付けて行く工法です。
指桁、指鴨居、指足固等を使う工法です。
しっかりした建物を作る技術は時代と共に進化してきました。
デザイン的な要素もありますが、構造の変化は地震との戦いもあったようです。
大空間を安全に作るため、昔も大工さんたちは様々な工夫をしてきました。
現代でも地震との戦いは続いています。
今日勉強した構法は現代ではほとんど使われない構法ですが、過去の構法を学ぶことで、今の構造の理解が深まります。
昔の棟梁たちに負けないようより強い建物を作るよう頑張りたいと思います。

2016年11月3日木曜日

パッシブハウスデー

今年も参加します。
世界のパッシブハウスが一斉に公開される日です。
ことしは11月12日(土)13日(日)の二日間に参加します。


毎年だいたいこの時期ですね。
寒い日になれば パッシブハウスの実力が解ってもらえてとても良いのだけど。

皆さん お気軽に来てくださいね。 「無暖房」でお待ちしております。(笑)


2016年10月27日木曜日

空気を考えすぎ?

昨日は 毎月楽しみな宿谷先生の話が聞ける日です
少人数で話を聞かせてもらうまたとない機会です。
昨日も10人ちょっとで2時間半くらい話を聞きました。

心地よい空間を作るために どのように建物を作れば良いか いつもヒントがたくさんあります。

心地よい感じがどのようなものか 人体がどのように出来ていてどう反応するか そんな話しの時もあります。

昨日は 涼しさを感じる手法を聞きました。

人間は37度の体温を持っていて それを放熱し続けなければ生きていけません
上手に放熱できるスピードが心地よいと感じる空間です。

ですから 建物などの空間の環境ばかりではなく 服をどのくらい着ているか(着衣量) 運動量によっても違います。
何枚か重ね着している冬は20度くらいでも温かく感じるかもしれませんが 半袖半ズボンの夏では20度は寒いと感じます。
冬場 動かないで寝そべっているときに20度は寒いと感じるかもしれませんが 本気で掃除機など掛けて活動しているときには暑いと感じ一枚脱ぐかもしれませんね。

空間を作るときには その辺は固定しなくてはならないので平常時にその季節にあった着衣量で計算をします。

そうすると冬には輻射面温度25度くらいで室温は20度くらいが最適なようです。
当社で進めている床暖房を使って足裏が温かいと感じないくらいの低温を常時流し続ければ良いということが解ります。
床暖房で床の輻射面温度が上がるとその輻射で天井や壁の温度も上がっています。きちんと断熱されていることが前提ですけど。
現在皆さんが思われているような 床暖房の温度は本当の意味では快適ではありません。
床が温かいと気持ちいいと感じるかもしれませんが 人間が求める一番ストレスのない温度ではないのです。
現在高橋建築では「ストレスのない心地よい空間作り」その辺のところを目指しています。

夏はどうなのでしょうか?
宿谷先生曰く 「快適な空間というと皆さん空気のことばかりの話になる。空気の温度、湿度。まず空気から離れないと快適な空間は作れません。」
本当にストレスのない空間は 先生のおっしゃる通りなのでしょう。 かなり難しいです。

温度のコントロールは 高断熱 高性能エアコンで簡単にできます。 湿度は難しいですが 少しづつ解決できてきています。
残りは気流と 輻射面の温度
人間は 体の内部は27度くらい有るが 表面に出ている皮膚は37度までなく 少し低い温度です。
夏場は着衣量が少ないですし露出している面積も多いですから 輻射面温度が30度くらいでも 体から熱がうまく放出されるそうです。
ですから 壁、床、天井の温度を30度くらいまでコントロールできれば 気温は少々高くても快適性は上がるようです。

窓を少し開けて風がながせれば効果的です。窓を開けると外の輻射面の温度の影響をたくさん受けます。
前が道路だったりすると最悪です。
樹木などで木陰が出来ていたりするとその下の温度は低いですからそこから放射される温度は小さくなりますね。
窓がある側の見える場所の温度環境がとても重要なのがおわかりいただけると思います。
周囲の環境をそのようにできない場合は 外付けのブラインドが最適ですね。

まずは面の温度のコントロールそれがとても重要と言うことです。
当社ではいち早く室内の面温度のコントロールを試みています。
某メーカーと一緒に作った施設ではこの夏とても良い環境が作り出せました。
とても心地よい空間です。
現在作り始めている多くの建物にその技術の採用が始まっています。

快適なリゾート地でゆったり、まったりするような 気持ちいい空間を 自宅で味わってもらう。
「もうおうちから出たく無い!!」
皆にそう言ってもらえるような 家造りを目指してがんばります。

既存住宅現況検査技術者

既存住宅の流通が促進されるために 調査をする資格を取りに行ってきました。

日本では 新たに住宅を求めるときに新築が85% 既存の住宅が15%だそうです。
皆新しい新築住宅を求める割合が高いようです。

一方 欧米では その逆で新築が20%位 既存の住宅が80%ぐらいとなっています。
普段から 住宅を住み替える習慣が高く 今ある住宅を上手にリフォームして売買されています。
ですから 安く住み替えが出来ますし 市場規模も大きく経済にも貢献しています。

日本では住宅への支出が高く 生活が豊かにならない原因がこの辺にあるのかもしれませんね。 

住宅への投資は増えているのですが 資産が増えない状態になっているようです

日本では中古の家に移り住むという習慣が少ないため 住宅の改修が進みません
ですが それを促進する必要があります。
そのため 今ある建物の不具合を見つけ お客さんに判断材料となる指標を与える仕事が 
既存中宅現況検査技術者です。

今後重要になってくる仕事ではないかと思います。

2016年10月15日土曜日

給湯器メーカーさん主催の団体

給湯器メーカーさん主催のグループの視察がありました。

近所に今 作っている工事現場の視察をしてもらい パッシブハウスの視察です。
近所の家は2世帯住宅です。
もちろん 性能はピカイチの高断熱住宅です。
普段見慣れている高断熱住宅とは 明らかなレベル差がありますので 皆さんびっくりしておりました。
お正月に住めるように工事は順調に進んでいます。この冬がとても楽しみです。

パッシブハウスも見ていただいたのですが20名以上の大人数でしたので 曇り日で外気温は15度くらい 室温は23.5度だったのですが 人間の体温で室温が上がって入ってしまいます。
私のセミナー修了時は24.5度まで上がりました。
空気は暖めても 壁や木材等まで暖まらないのでその後又戻っていますね。

パッシブハウスの冬はこの人体や家電製品の内部発熱と太陽の日射を利用します。
無暖房とはいえ 人間ヒーターを利用します。(笑)

パッシブハウスは めちゃくちゃ断熱材が熱いというわけではありません。
壁は126mmしか断熱してありません。
これだけの性能なのに めちゃくちゃ薄いでしょ。
何が違うか。
設計手法、技術かな?

体感しないと解らないと思いますが 今までの建物と違う 異次元の世界なので びっくりしますよ。




北海道の工務店さん視察

昨日は北海道の工務店さんたちの視察を受け入れました。
この工務店さんは壁400mm500mm断熱をする工務店さんでとてもレベルが高いのでいろいろ話が聞けそうだと思い視察の受け入れをしました。

この方は勉強もとてもしていますが長年の経験で実践しながら良い家を作り続けてきた人です。
高断熱の家造りのパイオニアです
経験、実践の積み重ねは とても重要です。
湿度 温度などは計算では解らないこともとても多いのです。
全体的なことが計算では見えても 建物は複雑ですし 気候の変化や立地条件なども複雑です。

そのようなことを組み合わせると 計算では解らないこともあり 経験がものを言います。

今パッシブハウスレベルの家で問題になっている 「3月9月問題。」
(私が以前命名したのですが 業界ではまだはやらない。早く皆さん使い始めてくださいな。)

太陽に素直に設計すると エネルギー消費量はとても減ってくるのですが この問題が起こってきます。
冬は太陽高度が低いので 南面の窓からたくさんの日射を取り入れお部屋の中を温かくします。
夏は太陽高度が高いので庇で遮り 日射を家の中に入れないようにします。
12月 1月 2月はうまいこと 太陽の光が部屋の中に入るので とてもお部屋が暖かくなります。
秩父パッシブハウスでは全く暖房が入らないほどです。
実際に暖房は全く付けません。
ところが3月になると 太陽の高度がだんだん高くなり 南側の窓からの日射が入りにくくなってくるのです。

そのため 暖房をしない環境下では2月より3月の方が寒いという事態が起こります。
(暖房すればすぐは温かくなりますが。)
一年中暖房を必要としない秩父パッシブハウスでは 3月が一番寒いのです。

それと同じように9月にも問題が生じます。
7月8月に光をうまく遮っていた庇の効果が9月には無くなるのです。
夏に高かった太陽高度も 9月には低くなります。
そのため 日差しがお部屋の中に入るようになってしまうのです。
ですから 9月もお部屋の中が熱くなってしまいます。
エアコンが必要な日が多くなってしまうのです。
(必要だと入っても少し使えばすぐ快適な状態を維持できますのでエネルギー消費は少なめです)

その辺の話しから盛り上がり さらに高断熱なら 窓はいらないだろうという話になりました。
「家自体を土に埋めてしまえ」みたいな感じです。
内部発熱もあるので必ずしも日射が必要ではないだろう。という発想です。
地下室がうまく止水できて断熱できて結露が起こらない状態が作れれば本当に良い条件になるでしょう。
とても静かで温度も安定します。

興味ある人がいましたら 作らせてください!!



2016年10月10日月曜日

エコワン

皆さんエコワンってご存知ですか?
ガス給湯器とエコキュートのハイブリッド給湯機です。

http://rinnai.jp/products/waterheater/hybrid/ecoone/

普段はエコキュートのように電気でお湯を作りタンクにためておきます。
タンクは100Lと少し小さめです。
エコキュートと同じヒートポンプという技術で効率よくお湯を作ります。
とても省エネです。

しかしヒートポンプには弱点があります。
ヒートポンプはとても効率はいいのですが それほどパワーがないので
少しづつゆっくりしかお湯が作れません。
とても時間がかかります。
そのため 深夜電力を使うエコキュートは370L 470Lと大きなタンクが必要なのですね。

大きなタンクにたくさんのお湯を作っておくのはとても無駄です。
朝7時に作られても約半日もたった夜にお風呂に入るわけですから 冷めてますよね。 
また、日によって使い方が違えば たくさん使い残してしまうかもしれません。

そこで、普通に使う時だけ間に合うくらいにタンクを小さくして たくさんいっぺんに使うときはガスでバックアップしようと考えられたのが エコワンです。

100Lのタンクですから無理に深夜に沸かさなくても使う少し前に沸かせば満タンです。
普通のスピードで使っていくのなら沸かしながら使うので問題ありません。

シャワーや洗面、キッチンなどでいっぺんに使うときにはその時だけガスでバックアップします。

普段は効率の良いヒートポンプ。パワーが必要な時はガス
タンクが大きくないので無駄も少なくて済みます。

とても理にかなった素晴らしい給湯機です。
トータルのエネルギー削減もとても優れています。

今でもとてもお得となる給湯機ですが、今後さらに期待されます。

今まで深夜電力がとても安かったのですがだんだん高くなってきています。
私の記憶だと 1kWh当たり5円台の時もありました。
今だと17.46円 3倍くらいの値段です。

さらに ヒートポンプの効率の問題があります。電気の1の力で3の熱が作れればcop3.0の効率といわれますが これは 外の温度が高い時の効率です。冬の朝などは秩父は氷点下ですから 効率はとても下がり copは2を切ります。温かい時の半分の効率になってしまいます。
エコキュートは朝の一番寒い時に一生懸命お湯を作るのですがエコワンは使ったときにお湯を作ります。ですから比較的に外気温が温かい時間にお湯を作るので効率が高くなります。

前にお話ししたようにお湯が冷める問題でもとても有利です。

もう一点は 今後来る問題です。
太陽光発電の買い取り価格がどんどん下がっています。
最初は1kWh当たり48円で売ることができた太陽光発電も今は31円
だんだん20円くらいまで下がっていくようです。売るくらいなら自分の家で使ってしまったほうが得になるようになってきます。太陽が出ている時間帯は売らないでできるだけ自宅で使うというのが理想です。この時間帯にエコワンでお湯を作るのです。10年間の固定買取が終わった家などは特にそうなるでしょう。

スマートライフプランになり オール電化の基本料が高くなりがちなのも見逃せませんね。

ガスでバックアップしますから お湯が使いたいときに湯切れの心配がなくふんだんに使えるというのも大きな魅力です。

皆が寝静まった深夜にお湯を沸かすために騒音などで問題になることも少なそうですね。


このように様々な利点があります。
しかし欠点もないわけではありません。
 
機械が少し高い
機械が複雑
ガスの基本料金もかかる

このようなこともありますが 多くのメリットを考えたら エコワンは絶対におすすめです。
みなさんもいろいろ調べて研究してみてくださいね。

私も3年前にすでに導入して使っております。
めちゃくちゃ省エネ実感中です。上手に使えばガスはほとんど使わずに済んでしまいます。
ガスの給湯機メーカーが作ったのですが ガス屋さん泣かせですね。(笑)



2016年10月7日金曜日

巨大地震に備えよう。

南海トラフ地震の最新のシミュレーションが公開された。
https://youtu.be/Vcy4yk1L_qg
被害は今までの地震をはるかに越える。
起こってしまったらどうにもならない規模だ。

こちらは首都直下地震
https://youtu.be/IAtID8kf3AU
首都直下地震では秩父でも大きな被害が予想される。
内陸のどこで地震が起こっても不思議でないらしい。
ライフラインは止まり交通も寸断され、食料、燃料も何もかもとまる。
数日間は持ちこたえられる備えが必要だ。
建物は安全に作っても食料などの最低限の備えがなければならないだろう。

2016年9月22日木曜日

ちょっとがっかりしたこと

今日、当社の大工さんのお父さんが飲みに来てくれました。
いろいろな話で盛り上がっていましたが、最期に
「やっぱいハウスメーカーのほうがすごいのでしょ。」
と 言いました。
話しの流れから ハウスメーカーのほうがいい家を作っているのでは無いかと思っているようでした。
当社の大工さんの父親でさえこうです。
びっくりしてしまいました。

当社の技術は ハウスメーカーの方や大学の先生、九州から北海道の工務店さんまで視察に来るレベル。
そういったことをほとんど知りませんでした。
宣伝していないからなぁ。しょうが無いかな。
反省です。
ほかの工務店と一緒にしないでくださいね。

あなたの息子さんは、ハウスメーカー以上の家を作っていますよ。!!

2016年9月21日水曜日

地盤の固さの影響

「秩父は地盤が固いから地震に強い。」
本当にそうでしょうか?
はたしてだれがいい始めたのでしょうね。
少しは正しい面もありますが,そう簡単なことではありません。
確かに固ければ地震に強そうです。
誰もがそう思いたくなるのは不思議ではないですね。
でも、いい始めた人は、きっと建築の勉強をきちんとしたことがない人でしょう。
あるいは建築学科卒業でも構造系ではなく意匠系のかたかもしれません。
「地盤が固ければ地震に強い。」
そう単純なものでもないのです。
ですから、勉強したことのある人は 簡単にはそう言い切りません。
色々な要素があるのです。
もちろん固い地盤の上なら沈んで傾いたりはしませんね。
その印象が強くて地震の時も安心ということになるのでしょうか?

同じ地盤でも地震時の建物の被被害は
上部にたつ建物によっても違います。
建物の固有周期と地盤の固有周期の関係もありますし、その他の要素もあります。
学者でも解明しきれない要素もあるようです。

わたしは地盤の構造塾にも行っていますが、その先生でさえ 今回の熊本地震で 弱いと言われる川の近くの堆積層に建つ建物が残っていて、固めの地盤に建つ建物がたくさん倒れている地域がある 地盤と建物の地震の強さの関係はわからないことが多いとおっしゃっていました。

液状化などするような地盤は弱い地盤ということで良いと思いますが ただ弱い(柔らかい)だけの地盤はそれだけで地震に弱いとは言い切れないようです。

地盤と地震の関係は難しそうです。

地盤に関しては 沈下 液状化 山の土砂崩れなどもありますから地震にたいして考えるだけではダメですね。


2016年9月12日月曜日

東大の学生さんが来社

東大の学生さんが2名来社されました。

高断熱住宅の新築と 高断熱住宅のリフォームの研究のヒアリングです。
日本各地で本気で取り組んでいる工務店を数社調査しいろいろ分析しているようでした。

質問が的確で聞き漏らすまいと集中力がすごいです。
やはり 頭が良いのがわかります。

よく東大生は勉強ばかりで、とか 偏っているとか 悪口を言う人がいますが
私が出会う東大の学生は たまたまなのか 礼儀や話し方、振る舞いなどもとてもすばらしく
様々な話題などもうまく合わせてついてきて楽しく会話できる人たちばかりです。

「こういう優秀な人たちが日本を引っ張っていくんだな」と思いましたが、 このような人は役人になったり,大きな組織の一員になっていってしまいます。
生活は安定するしそれなりの地位にも就いて立派な仕事をして行ってくれるのだろうとは思いますが、そのような組織では、並外れたその能力を思う存分発揮できないのでは無いかな?
と 考えてしまいました。
こういうすごい人たちが安定ばかり考えず、失敗しても 能力が十分生かせるようなことにチャレンジし続けてくれたらすごいのにな。

お客様の家の取材がありました。

昨年建てさせていただいた お施主様の家に取材が有りました。
まだ,出版前なので細かい内容はお話しできませんね。
ざんねん。
とても温熱性能に優れたお家です。

この方は大変勉強熱心で時間をかけてたくさんの工務店を比べていたようです。
「ほとんどの工務店 ハウスメーカーは回った。」といっていました。
その中で当社を選んでいただいたことはとても光栄です。

大まかな間取りはだいたい決まっているお客様でした。
ですので、細かいところをより使いやすく設計し 温熱や構造はほぼお任せでやらせていただきました。
実験的なこともいろいろさせていただき本当に楽しい現場でした。
そのあたりの取り組みや 性能が評価されて 今回、取材されたようです。
カメラマンとライターの人

お客様が付けている光熱費の表を見せていただいたら 前のお家より10万円くらい安くなっているとのことです。さらに太陽光発電の売電収入が30万円くらい有るそうです。すごいですね。

冬は家のどこでも20度くらい 夏は26度くらいで生活されているようで とても快適だとおっしゃっていただきました。
これだけ快適な空間になり 光熱費も下がりとても満足していただいてるようでした。

「冬寝るときに少しあついかな?」と 私も感じている 超高断熱住宅の贅沢な弱点も指摘していただきました。 確かに 少し寒いお部屋で厚い布団をかぶって寝るのが習慣になっているとそれが気持ち良いですよね。 それとこたつ。温かいお部屋でもこたつで丸くなるのって最高ですよね。足が温かいのは気持ちいいです。南雄三先生と「こたつ同盟」作ろうなんて今年の1月頃の寒い日に盛り上がったのを思い出しました。「温かいお家でもこたつが良いよね。日本の文化を守りましょう。!」(笑)


2016年9月6日火曜日

松尾さ質問セミナー

パッシブハウスジャパンで松尾さん質問セミナーを開催しました。
住宅建築に携わる人なら松尾さんを知らない人はいないと思います
いろいろな物事をきちんと分析し理屈で解決するのがとても上手い方です。
私が知っているなかで一番理論整然としていて、知識が豊富な方です。
その松尾さんに何でも聞いてノウハウを吸収しようという企画です。
私が司会進行で進めたのですが、普段の一般的なセミナーで満足できないレベルの高い人ばかりの参加で少し大変でした。
松尾さんが普段のセミナーでは話さないところを引き出さなくてはなりません。
たくさんの新しい情報が出たと思いますが。。。。
上手くできたかな?
アンケート結果が楽しみです。
懇親会、二次会では今後の流れみたいな話が出ました。とても参考になりました。
松尾さん有難うございました。


YKK体験ショールーム

森みわさんにお願いしYKKの体感ショールームを見せていただきました。
断熱の違いで住み心地がどうに変わるか体感できるショールームです。
新省エネ基準の家
25年基準の家
heat2000G1のいえ
パッシブハウスクラスの家等
体感できる施設です。
窓の性能も分かりやすく展示されていました。
室温を同じにしても断熱性能の違いで住み心地が全く違います。
一緒に見学した人はパッシブハウスジャパンのメンバーなので低いレベルの家を作っている人はさすがにいません。
皆さん見るとこが違うのでYKKの案内の人も大変そうでした。スタッフではなく館長さん等えらい人直接の説明でした。
とても良くできた施設で違いが分かりやすく皆さんにもおすすめです。
ぜひ!!
現在は業者向けの展示ですが一般にも公開の予定があるそうです。

東京に集中

朝からの東京入り、
ラッシュにもまれ大変です。東京に人、物、資本が集中していますね。
政府の発表を見てもこの傾向はますます進む予想です。
高層ビルのオフィス
これが秩父に一棟建っているだけですごい経済効果があるのだろうなと思ってしまいます。



都会の人も通勤ラッシュ大変そう。
上手く地方に分散できればこんな大変な思いしなくてすむのに。

2016年8月31日水曜日

サメに襲われた。!

とはいっても、ゲームの話!(笑)
都内で構造塾の勉強会が始まる前に時間があったので体験して見ました。
ゴーグルのような物を着けて映像を見る機械です。VRと言います。
最近イベント会場などで出ているので皆さんもすでに体験された方が多いかもしれませんね。
360度、どの方向を見ても映像が見えます。
自分がその世界にいるような錯覚におちいります。
今回、体験したのは、海に潜るゲームです。
最初は綺麗な魚や珊瑚、クラゲ等みてうっとりしていました。魚が泳ぐのを目で追ってキョロキョロ。
しばらくすると、鮫が近づいて来て回りを回り始めました。
そしたら、襲われました。!!
実際は椅子に座っていたのですが、逃げるために転げ落ちそうになりました。(笑)
本当にすごい迫力でした。
あせがでた!
普段、ほとんど物欲がない私ですが、久しぶりに本当に欲しいものに出会ってしまいました。
ソニーで10月発売だそうです。

2016年8月24日水曜日

当社の建物が紹介されています

当社の作ったパッシブハウスが紹介されています
最近家作りを考え始めた方はご覧になったことがないかもしれませんので
ご紹介しておきますね。
http://neoma.jp/sp/01/
現在でも異次元の性能の建物です。

2016年8月16日火曜日

ポケモンgo


ポケモンgoが社会現象となっていますね。
私も始めて見ました。
当社近くには、ポケモンがあまり出て来ません。
ポケストップもジムもあまり無いようです。
このスクリーンショットをみてわかる通り、近くに一匹もいません。
先日、池袋に行った時は捕りきれないほど!出現していたのに、ここではさっぱり捕れません。
移動手段を持たない田舎の子供はきっと大変でしょうね。まあ子供がスマホを持ってポケモン捕りするのもどうかと思いますが。。。。

外で遊ぶ子供見ないですね。
ポケモンgoのお陰で外に出る人が増えているとニュースでやっていました。
良いこともありますね。

歩きスマホは危ないと言われますが、この近所なら、車もあまり走らないし安全に散歩出来ます。ポケモンはあまり出ませんが。。。
任天堂さん、田舎でないと捕れないレアポケモンたくさん出してください。
お願いします!!


2016年8月9日火曜日

ガウディに圧倒されて

内部がここまで出来てました。
この柱の形、建築志す人なら誰でもわかると思います。
完成もしていないのにすでに世界遺産に登録されてしまったと言う 「サグラダファミリア」です。
みんな憧れます。

私も卒業してすぐ、ヨーロッパ放浪の一人旅をした時に立ち寄りました。
絶対にはずせない場所ですね。
そのときは、まだ塔が数本建っているだけで中央のドームは全くの手付かずでした。
建て始めてちょうど100年くらいたったころ。今から28年前だったと思います。
そのときはこのペースだとあと100年以上かかると言われていました。
生きている間には完成を見れない予定でした。

2度目は8年前
ドームが工事中でしたがほぼ出来てました。
ステンドグラス等もかなりできていました。内部は足場だらけの状態でした。
近年の技術の進歩でスピードが上がっているようです。

3度めの今回は行ってビックリ
入り口側の方がかなりできています。 
あと10年くらいで完成をめざしているとのことです。
すごい。予想以上のスピードです。
次には完成を見れそうです。
生きているうちに見れそうですね。
本当にすごい建物です。
皆さんもぜひ!!
おすすめです。

おまけにこの写真!
物を乗せて運んだりするために使うパレット!!

かっこいい!!

2016年8月6日土曜日

腐朽菌 カビ 白蟻対策

今日は木材の性能劣化となる腐朽菌、カビ、白蟻について学んで来ました。
前半はそれらの性質について。
後半はそれを建築工学的に防ぐ方法です。
ホンの一部を公開。
木材と鉄やコンクリート等の納め方
基本的なことだけどわかっていない人が多いですね。


 防腐剤と釘や金物相性。どんなに白蟻に強い薬剤でも構造金物を錆びさせてはダメですね

基礎断熱の白蟻対策。重要ですね。さらに安全性を高めるヒントをもらいました。

長時間に渡る講義でしたが、最先端で研究されている先生の講義です。
先生選びが大切です。中途半端だったり、間違ったことを信じている独りよがりの先生の講義ではダメですね。
たまにそういうのにあたってしまいますが上手く聞き流し役に立つ所だけ持ち帰るようにしています。
今日の講義は大当たりでした。大満足です。



2016年8月2日火曜日

家を建てる人に見て置いてほしい構造の話し

木造住宅の2階建ては役所で構造のチェックが有りません。
その辺の話しを 佐藤先生がわかりやすく解説してくださっています。
是非ご覧になってください。
一般の方でもわかりやすく解説してくださっています。

http://www.s-housing.jp/archives/91680

今現在でもたくさん建てられている建物のほとんどがきちんと計算されていないのは本当の話です。
当社は長期優良住宅の認定を取ってますからもちろん計算をしています。
8月着工の物件の認定がおりてきましたが7月26日付けの秩父市の認定番号がまだ2号
4月5月6月7月 と 約4ヶ月間で2件です。
大手も含め みんな出していないのですね。
びっくりですね。

「当社はそれ以上の内容だから必要ないですよ。」
「申請が面倒だからやらない方が良いですよ」
「定期メンテナンスでお金がかかるようになりますよ」
そんな風に話すらしいですね。

雑誌の写真など見ても 「この住宅会社危ないぞ」とわかってしまうものもあります。
デザインに凝りすぎて構造が無視されているものも多いのが現状です。

当社は性能重視
長持ち(耐久性)
安全(耐震性)
住み心地(断熱性)
は悔いの無いように
工事に携わる皆で一生懸命作りたいと思っています。


2016年7月21日木曜日

電車が寒い❗

今日は都内に勉強のため出張
レッドアローに乗ってます。
とにかく寒い!
絶対湿度が13gあるけど24度は寒いですね。
着衣量が足りなかった!
長袖でも着てれば快適だったかな?
冬なら暑いと感じる温度ですよね。
季節によってずいぶん違うものです。  
快適な空間を作るためにどの温度湿度を狙って空間をつくって行くのかはとても大切なこと。
妻と出掛けても、その時の温度湿度の話題が多いです。
「33℃18g!」
「32℃19g」とか言っています。
(笑)
最近は妻の方が勘がよい!
ちょっと悔しいです。

2016年7月15日金曜日

古い住宅を最高の水準までよみがえらせる。

もう数年前になりますが、パッシブハウスの第一人者である 森みわさんの自宅のリフォームを手伝いました。

古い家は寒い寒い家で、カビなども生えたり大変な状況だったようです。
それを パッシブハウスレベルまでリフォームするという超難関の施工です。

その当時 高断熱住宅をきちんと出来る工務店さんが少なく 高橋建築に施工に来てくれと頼まれました。
大工さんたちと 鎌倉の旅館に泊まり 施工をしました。
大きな台風が来て大変な目にあったりしましたが 無事工事しました。

その物件の記事が載っていましたのでご紹介します。

下リンクを見てください(笑)
http://passivehouse-japan.org/magazine/award2016_omachi/

私も施工者として一緒に写真に写っていますが ちょっと太りすぎですね。

(笑)

2016年7月9日土曜日

木質パネル

木質のパネルにも様々なものがありますね。
今日はそれらの勉強をしてました。
講師は東大の青木先生と森林総合研究所の渋沢先生です。
これらのすごい先生方に直接教えていただける機会に恵まれとても感謝しています。
材料の基本性能をきちんと理解していないと、良い建物を作れないと思います。
発表されている、表面的な情報やネットなどのうわさレベルの情報で物事を判断するのはとても危険ですね。
レベルの高い先生から直接話を聞き、疑問点を質問して正しい解決方法を見つけられるそんな機会はとても貴重です。
今日もみっちり勉強できました。
細かい話をここで書くことはなかなかできませんが、例えば地震に強い家を作る為の構造用の面材についてだけでもとても奥が深いです。
面材の種類も多種多様ですね。
皆さんもいろいろご存知だと思います。
それぞれ様々な特徴がありますね。
合板でも樹種や接着剤でいろいろありますし、OSB,パーティクルボード、インシュレーションボートやMDF,その他いろいろですね。
値段が安いのは針葉樹合板やOSBですね。強度も高いです。透湿抵抗が高いのは弱点といえるかもしれませんね。
MDFは透湿抵抗が低いので良いですが、少し水に弱いものもありますね。白蟻が食べにくくしたものなどは少し値段も高いですが、強度もあり使いやすいです。
木質系ではないですがダイライトやモイスといった選択筋もあります。
燃えないし白蟻も食べない。透湿抵抗も低いですから、とても良さそうです。じん性が少ないですから、設計時にその辺も配慮した壁配置等、余計デリケートに考えた方が良いかもしれませんね。
合板に関して本当に長持ちするのかとても疑問に思っている方も多いと思います。
特に長年、建築に携わって来た人なら、なおさらだと思います。
屋根や床などに使われた合板がバラバラに剥離して!強度が無くなってしまっているのを目撃した人は多いのではないかと思います。
フローリング等がフワフワしてるのも多くの方が経験しているのではないでしょうか。
原因はいくつか考えられます。
合板そのものが構造用ではない場合がかなりありそうです。見た目では分かりませんから、普通の合板を張ってしまっていると思います。
安物のフローリングもそうです。基材の合板の接着剤がとても悪いです。
それと、原因として多いのは、湿気るような使い方がされていることです。
湿気の逃げ道が作られていない場合はやはり傷みます。
強度がギリギリで繰り返し荷重を受けるところも注意が必要です。
きちんと選んできちんと使えば天然の木材と同じように長持ちします。
良い接着剤が使ってあれば、接着剤が原因で剥離することは無いそうです。
合板は長い歴史がありそれも確かめられています。
接着剤も健康に害の無いものに変わって来ています。
耐力面材は地震に強いのは間違い無いですから、上手に選んで使いこなすことがとても大切ですね。

ソニーのVR凄そう!!

熊本から朝イチの飛行機で羽田に飛んで、今日は京橋で午後イチから研修。
一時間ほど時間があったので有楽町のソニービルに立ち寄りました。。
そこで目にしたのがこれ!
PSVRです。
バーチャルリアリティーと言うらしいです。
360度全て映像が見えるということで振り向けば後ろの映像も見え、仮想現実世界に引き込まれるそうです。
体験している人を見たら、叫んだりのけ反ったり、身体中で反応していました。
メチャクチャ楽しそうです。
体験も予約制で満員。試してみられず残念でした。
商品も人気があり、もうすでに予約も出来ないそうです。
ゲームの世界も進化していますね。
建築に利用するなら、この装置で計画中のおうちの中が見られるととても良いですね。

熊本地震視察 2回目

熊本地震から2ヶ月少々たちました。
今回はJBNの主催の熊本地震視察に参加です。
地元で数百棟の引き渡しを行いながら一軒も倒壊しなかった工務店の話を聞きに行って来ました。

地震が起きてからの、工務店としての行動の仕方を主に学んで来ました。
倒壊は無かったとはいえ損傷のある家はあります。
ホームオーナーさんはとても心配な日々を過ごしています。
そのフォローの仕方や修理の進め方。日本中の工務店の仲間からの支援の受け方等とても重要です。
大きな災害では、人の助けを借りねば、復興は進んで行きません。
せっかく工務店の仲間が日本中にいるので
皆で協力体制をとって行き工務店のホームオーナーさんを守って行こうと確認できました。

2016年7月5日火曜日

樹脂サッシが当たり前になってきています。

サッシの営業が来ました。
ドイツのprofineというメーカーのサッシを 国内で生産するらしいです。
生産すると言っても ドイツで作られた樹脂のバー材を輸入して 切断組み立てガラスをはめるのだとおもいます。
それでも 国内で高品質のサッシの組み立てが始まりメンテナンス体制が整うことはとても良いことですね。
写真の断面を見ていただくとわかる通りフレームの中の仕切りが多く熱を伝えにくい構造となっています。
とても良さそうなサッシです。
良いサッシが入ってきて安くなると 性能の良い住宅が作りやすくなりますね。 

2016年7月4日月曜日

熊本地震の調査が進んでいるようです

熊本地震の木造建築被害の原因分析が進んでいます。
委員会資料から

この表は 益城町の大きく被害が受けたエリアでの 地震の基準の違いでの倒壊の一覧表です。
旧耐震基準は32.1%が倒壊
新耐震基準(1981以降)で作られた建物は9.1%倒壊 
新しい基準(2000年以降)は2.9%倒壊
とのことです。
やはり 新しい基準で建てられた建物の安全性の高さがわかります。
1981年の改正では 筋違いなどの耐力壁の量が 以前のものと大きく違います。
2000年以降の基準では 柱や土台、梁、筋違いなどの接合部の金物がきちんと計算され強くなりました。また筋違いの位置のバランスの計算をするようになりました。

2000年以降の建物で壊れているものは7棟と少ないですが どのような理由で壊れたのか調査,分析が引き続き行われるとのことです。
きちんと計算されていなかったのかもしれませんし、施工ミスがあったのかもしれません。基準がまだ甘いのかもしれません。
今後調査が進み報告されると思います。 

今週も熊本で現地視察にいってきます。 改めて現地の視察と 全く被害を受けていない仲間の工務店さんのお話を聞いてきます。
しっかり勉強してきたいと思います。

2016年6月16日木曜日

パナソニックの換気

パナソニックの換気の工場見学に名古屋まで行って来ました。
最新の工場でとてもすばらしいものでした。多品種をうまく作れるよう工夫されていました。その敷地内に、空気質をより良くした住宅を作ろうと実験棟が出来ています。
パナソニックの空気清浄技術や換気の技術、エアコンの技術を駆使した建物です。
そこを体験してきました。
新建材が多用された普通の建物ですが、さすがに空気はきれいな感じがしました。
少し蒸し暑い天気でしたが中はエアコンと熱交換換気で涼しく快適でした。少し肌寒い位。
気温25℃絶対湿度12g以下は今の着衣量だと少し冷やしすぎですね。

2016年6月14日火曜日

上棟おめでとうございます。

今日は横瀬町で上棟です。

10時の段階で2階台が終わりました。
クレーンやさんが上手だと仕事がはかどりますね。

この現場もネオマフォーム90mm外張りの予定です。
基礎はEPS75mmネオマフォーム45mmなど
凄い仕様です。

http://www.yamacho-net.co.jp/precut.html
木材は山長さんの木材です。
ここの杉材はすばらしい。
木の質は良いし 強度があります。
あまり高温にしないでじっくり乾燥させているそうです。
乾燥のさせ方が悪いと 表面はきれいでも内部に亀裂が入っているのをよく見ます。内部亀裂と言います。
ここの木材はそういったものがほとんどありません。丁寧に乾燥させているようです。
値段だけがネックです。
今回は補助金がもらえるので 使うことが出来ました。



基礎 内断熱 

プロの方なら 解るはず。
へーここまでやるんだ。と

90mm基礎内張 というだけでは無く 土台にも貼っています。

さらにこれ

鋼製束の処理もきっちり
見て解らないところも凄いのですが。。。
それは企業秘密で。

当社が 遠くまで施工指導に呼ばれたり 大手メーカーさんの裏で実際に研究開発を手伝っているレベルだと言うことが普段の施工でも解ります。

高性能断熱材 ネオマフォーム 

高性能な断熱材 ネオマフォームですっぽりくるまれた高性能な住宅を造っています。

ネオマフォームは熱伝導率が 0.020W/㎡Kと とても優れた断熱材です。
高性能グラスウール16Kが 0.038 発泡ポリスチレン3種が0.028 発泡ポリウレタンが0.034 というのを比べるとそのすごさが解ると思います。
さらに長期にわたり性能が落ちにくいのです。発泡系の断熱材によっては時間とともに性能が落ちて行ってしまうものが多いのですがネオマフォームは安定しています。

その高性能断熱材をふんだんに使い建物を造っています。
屋根の断熱です。
90mmのネオマフォームを2重にしています。
壁は パネル化にしています。
地震に強くなるよう構造用合板を使いそれに間柱とネオマフォームをつけています。
兼希工業さんに造っていただきました。
パネルかで施工性アップです。
さらにネオマフォームの90mmを外張りします。

屋根、壁がネオマフォームの90mmで外張りされていると言うことは凄いことです。
柱の間に断熱するのとでは訳が違います。
木材は断熱材という人がいます。ある意味あっていますが違います。
断熱していない空間でしたら 木材でも大きな効果があるでしょう。
しかし 断熱材と比べたら全く効果が違います。
ネオマフォームが0.020 木材は 0.13位 なんと6倍も熱が逃げてしまうのです。
柱と柱の間に断熱材を入れても 柱を通じて熱が出入りをしてしまうのです。
ですから 外側をすっぽりくるみこむ必要があります。その方が効果が何倍も高いのです。
この柱のように熱を伝える部分を熱橋といいます
熱が伝わる橋です。
この熱橋をいかに少なくするかが重要なのです。

今回の住宅はネオマフォームの90mmですっぽり包み込んでいますから 熱橋がとても少なくなっています。
これがとても効いてきます。
同じ断熱でも断熱材の選び方や施工の方法で大きく差が出てしまうのです。

ネオマフォームのような高性能な断熱材を 断熱材の性能を生かした方法で施工する。それが重要です。


サッシのフレームの中にも断熱材

今回の現場は とても高性能なサッシを使っています。
なんと サッシのフレームの中にも断熱材が入っているのです。


サッシの性能は ガラスが良ければ良いのではありません。
もちろんガラスの性能はとても大切ですが ガラスが高性能になってくるとフレームの性能が重要になってくるのです。
さらに ガラスとガラスをつないでいるスペーサーの性能が重要です。

トリプルガラスになると ガラスの性能は 熱貫流率で1.0W/㎡k を 切ってきます。
これは ガラス1平米あたり内外の温度差が1℃あると1Wの熱が通り抜けてしまうと言う性能です。
普通のガラスは4倍くらいペアガラスは良い物で1.4悪いもので3位だと思います。
トリプルになると0.5位から1.3くらいだと思います。
同じペアガラスでも 品物によって大きく違うのです。当社のものは高性能なものを使っています。(あれ?こんなしょぼいガラス使っているんだ。というところがあるので注意してくださいね。)
空気層のガスの違いやLOW-E膜の付け方で性能が変わります。

ガラスが高性能になってくると枠の性能の差が大きく目立ってきます。
ガラスが良くてもアルミ製のサッシじゃトータルの性能はぼろぼろです。
木製、樹脂のフレームになってきます。
良いガラスだと 木製や樹脂のフレームでもフレームの方が熱が逃げます。
樹脂のフレームですと中をたくさんの空間に区切って断熱します。

さらにその空間の中に断熱材を入れて性能をあげたのが今回の製品です。
全体のバランスがとれた本当にすばらしいサッシです。
このようなサッシがどんどん普及し価格が下がっていくと良いですね。