2013年11月20日水曜日

自立循環型住宅研究会

自立循環型住宅研究会第10回のフォーラムが始まった。
日本中から多くの工務店,設計者が集まっている。
その中で、様々な取り組み事例がはっ表されている。
東北の発表者は暖房負荷14KWh/㎡のパッシブハウスクラスの事例。
大阪からは 蓄熱性能と日射取得を生かした設計事例。
鹿児島は自然の涼しさをうまく利用して 夏を特に考えた事例です。
他にもいろいろおもしろい事例がありそうです。
少しでも、役に立ちそうなことは無いかと勉強中です。

パッシブデザインも地域により考え方がかなり異なります。
おもしろいです。




2013年11月13日水曜日

構造の勉強

日々勉強です。
私は構造にうるさいほうですが、今日は,構造の勉強会に参加してきました。
木構造では 有名な山辺先生が講師です。
「やまべの木構造」という分かり易くて皆が持っているような定番の本をお書きになっています。
その本を持参して 例により一番前に座り準備しました。
先生が一番乗りできていて,私が2番目。
絶好の機会なので、今まで疑問に思うことを講義が始まる前に いろいろ質問しました。
知識を得るためには,遠慮はしません。
先生も一生懸命答えてくださり
多くのことがクリアになり、とてもラッキーでした。
先生すみませんでした。

今日の一番の参加目的は、化学物質を使わない家を造るためにどうのような部材をどのように使いどのように構造計算したら良いかと言うこと。
構造用合板や特殊な部材を一切使わず、シンプルに。

シンプルな構造で木材だけを使えば 日本の伝統的な建築のように何百年も長持ちするはず。(もちろん結露対策など他にも重要なことはありますが。)

継ぎ手はやはり追っかけ大せん継ぎが強いようです。これならほぼ短冊金物などいらないようです。金輪継ぎもまあまあです。鎌継ぎはやはり弱いですね。きちんと金物で補強しなくてはなりません。
これらの継ぎ手も床剛性によって引っ張り力を求めどんな継ぎ手か金物か考えていきます。
阪神淡路大震災から木造でも水平剛性をきちんと考えるようになってきました。まだまだ浸透していないので、計算しないで進めている建ものがほとんどのようです。
とても重要なことなので今日の話の中でもこのことをかなり取り上げていました。

水平剛性は構造用合板で取るのが一番簡単です。
ですが、合板を使わないで、強い剛性を取ることも可能です。
それらの方法の例がいくつか紹介されました。
現在はその方法の大臣認定がとれていないので、公的機関の実験結果をつけて計算書を申請するようです。まだまだ面倒ですね。

まだまだ、学ぶことがたくさんあります。
もっと時間がほしいです。
お施主さんに後悔させないためにも周りの建ものよりレベルが上の建ものを建てていきたいと思います。