2014年6月25日水曜日

地盤の考え方

建築にとって地盤はとても大切です。

建ものをどんなに頑丈に素敵に作っても 地盤が悪ければ 傾いたり 地震で壊れたりして 住めなくなってしまいます。

現在は ほとんどの建築業者がきちんと地盤調査を行って安全性の確認をするようになってきました。やっていないところは無いのではないかと思います。

地盤の調査は普通 SWS(スウェーデン式サウンディング)試験というものを行います。

これは 先端にドリルのようなものが付いた鉄の棒に おもりを載せてぐりぐりと回して試験する方法です。
柔らかいと どんどん刺さっていきますし 堅いとなかなか刺さりません。

詳しくはこちら
http://www.jiban.co.jp/service/survey/tyosa02.htm

その試験を 家を建てる場所 数カ所で行い データーを作ります。
そして そのデーターや周囲の状況、過去の情報など見て 地盤改良など行うか判断する訳です。

地盤の強さが期待通り無ければ 何かしらの方法で家を建てられるように考えなくてはなりません。
地盤の状況に応じて 表層改良 柱状改良 杭 置換などおこないます。
常に同じ工法が良いわけでは無く 地盤の状況によって適切に選ぶことが重要です。これによって 工事の金額や将来のリスクが大きく異なります。
ここではお話ししきれません。

建築業者によっては お客様が自分で判断出来ないのを良いことに地盤補強を無理に勧め 高額な金額を請求する業者もいるようです。
以前 お客様から資料を見せてもらったのですが,少しの工事に 100万円近い金額を取られたり,全く必要ないのにくい打ちの工事をさせられた人もいました。

最近は セカンドオピニオンで 判定を行う業者もあるようです。
きちんとしていれば 問題ないのですがこれも注意が必要です。
しっかりした業者を選ぶ必要があります。

一番良いのは 上部構造を設計した人が きちんと 判断出来る知識を身につけることです。
上の構造によって 重さのかかる場所やバランスも違います。
基礎の構造などでも 支持力が変わります。
その様なことも きちんと考慮して 地盤の強さ、補強の仕方をきちんと判断出来ることが大切です。


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