ヒートショックという言葉はご存じですか?
ほとんどの皆さんが知っていると思います。
脱衣室浴室トイレなど急に寒いところにいって 血管の収縮などにより 心疾患など起こすことですね。
家の中に 寒いところをつくらないことが大事です。
家の中の温度があまり変化無い環境を作る。それには きちんとした断熱が必要です。
それでは 健康を維持するための理想の冬の温度はどの位なのでしょうか?
イギリスの 健康に関する団体で 発表されているのを参考にしてみましょう。
http://www.ageuk.org.uk/professional-resources-home/services-and-practice/health-and-wellbeing/winter-health-campaign/
上記サイトをご覧になってください。
リビングで 21度 寝室で 18度だそうです。
(最低維持したい感じです。)
皆さんご存じの通り 当社の建物は高断熱化により少ないエネルギーで 20度以上の温度をキープするのが たやすくなってきました。
どの部屋も少ない温度差を保つことが出来ます。
吹き抜けなどがあれば なおさら温度が均一になります。
私も以前の建物では 吹き抜けをたくさん設計してきました。
何しろ 当社の 高断熱省エネの技術なら 吹き抜けがあっても それほど光熱費がかからないからです。
空間もダイナミックになりますので 見る人がとても驚きます。
お施主さんの満足度も高いです。
しかし最近、私の考えが少し変わってきました。
吹き抜けがあっても 他社の高断熱住宅より圧倒的に省エネなのですが 当社の建物であってもさすがに吹き抜けがない方が省エネです。
友達などの来訪者を驚かせるのには 吹き抜けやスキップフロアーなどはいいのですが、より省エネを考えるともったいないかなと言うこともあります。
(でも吹き抜け好きなのですが。。。。)
(次期バージョンはさらに圧倒的な断熱で吹き抜けをどう扱うか考え中です)
さらに 最近お施主様から言われたことがあるのです。
「涼しい部屋で暖かいお布団かけて寝る方が気持ちいいかも」と
今までは温度が同じになるようにばかり気にかけて作っていました。
高断熱を志す人たちは
室内温度差が 2度しか無い 1度しか無いなどというのが 一種の自慢だったのです。
しかし 寝室は少し涼しいくらいの気温 「18度」がちょうどいいのでは無いかと最近思っていました。
ここ2年くらいは皆さんにそうしたお話もしていました。うまく寝室子供室を18度 リビングを20度以上にするように設計したいと。
そうしたら このイギリスのサイトに出会ったのです。
皆さんどうですか?
頭だけ出して 18度の温度でお布団が気持ちよさそうでは無いですか?
お子さんの勉強も18度くらいの方が良さそうな気がしますよね。
この18度 20度という温度は 高断熱ですので もちろん 壁や床 天井の温度もそのくらいの温度です。 寒い部屋を暖房してようやく18度になったのでは なくて 春の気持ちよい日と同じ環境だと思ってください。周り中の温度が気温と同じくらいで維持されているのは 体もストレス無くとても気持ちいい環境です。
(輻射面温度の話は またの機会に。)
当社で建てたお施主様は 冬が楽しみなようです。
先日 2月に一年点検でうかがったお施主様は この冬 室内ではほぼTシャツで過ごされたそうです。その日もTシャツでした。ほかの方も薄着でした。朝少しエアコンで暖房するとおっしゃっていましたが、日中、夜は暖房されないそうです。
本当に喜んでくださっていました。ちょっと極端な例ですが。。
快適な温度が維持できる住宅に住むと考え方が変わりますよ。
皆さんもいかがですか?