2013年12月13日金曜日

次世代省エネルギー基準適合でも

当社で建てたいと相談を受けたが、遅かった。
仲の良い友人なのですが、残念です。
いわゆる消費税の駆け込み、子供の入学などの関係で 今年中にどうしてもと。。。。
当社は、現在順番を待っていただいている状況なので、着工が1年先になると話しました。
とても残念だけど、Tホームの住宅になりました。
「最低次世代省エネだよ。」というアドバアイスに従い 次世代省エネ基準の建物を造ったのですが
数日前にあまり暖かくないという連絡が。。。。
図面を確認すると 次世代省エネ基準ぎりぎりにする様々なテクニックが使われていました。
すごい!!ここまでコストダウンするか。といった感じです。
細かい内容については後日

朝、確認してみると リビングの室温が21度にはなっていますが リビング以外は11度
サッシの表面はマイナス2度
 こりゃ寒いわけです。
もちろん かなり結露も起きています。
友人は、「自分は急いでたからしょうがないけど、他の人が間違えないように、写真使ってみんなに教えてあげて。」と言ってくれました。
建ててあげられなくて本当にごめんなさい。

2013年12月9日月曜日

窓のプロ相手に研修会しました。

先日、大手窓メーカーの社員さんに 偉そうに窓の研修会をしてしまいました。
日本全国から50名以上の方が集まっていただきました。
北は北海道、南は鹿児島のかたです。

私とパッシブハウスジャパンの仲間の島田さんで交互に約3時間の研修会です。
窓のことだけで3時間話すのは少し大変でした。

主にはガラスとフレームの使い分け方。
地域、周辺の環境によって、使い分け方が大きく異なります。
何でもかんでも遮熱複層LOW-Eガラスが良いわけではありません。
(勘違いしている工務店さんが多いです。)
そんな話が中心でした。
窓メーカーさんの主要な人がこの辺の知識をしっかりつけて、日本全国の工務店やビルダーに伝授していきたいということでした。

いろいろなノウハウはありますが、細かい話は時を見てまたあとで。
写真は島田さんが窓を変えたり断熱材や,機械設備を変えたりした場合の性能とコストに与える影響の説明です。
大手メーカーの優秀な社員です。居眠りする人は一人もいませんでした。


2013年11月20日水曜日

自立循環型住宅研究会

自立循環型住宅研究会第10回のフォーラムが始まった。
日本中から多くの工務店,設計者が集まっている。
その中で、様々な取り組み事例がはっ表されている。
東北の発表者は暖房負荷14KWh/㎡のパッシブハウスクラスの事例。
大阪からは 蓄熱性能と日射取得を生かした設計事例。
鹿児島は自然の涼しさをうまく利用して 夏を特に考えた事例です。
他にもいろいろおもしろい事例がありそうです。
少しでも、役に立ちそうなことは無いかと勉強中です。

パッシブデザインも地域により考え方がかなり異なります。
おもしろいです。




2013年11月13日水曜日

構造の勉強

日々勉強です。
私は構造にうるさいほうですが、今日は,構造の勉強会に参加してきました。
木構造では 有名な山辺先生が講師です。
「やまべの木構造」という分かり易くて皆が持っているような定番の本をお書きになっています。
その本を持参して 例により一番前に座り準備しました。
先生が一番乗りできていて,私が2番目。
絶好の機会なので、今まで疑問に思うことを講義が始まる前に いろいろ質問しました。
知識を得るためには,遠慮はしません。
先生も一生懸命答えてくださり
多くのことがクリアになり、とてもラッキーでした。
先生すみませんでした。

今日の一番の参加目的は、化学物質を使わない家を造るためにどうのような部材をどのように使いどのように構造計算したら良いかと言うこと。
構造用合板や特殊な部材を一切使わず、シンプルに。

シンプルな構造で木材だけを使えば 日本の伝統的な建築のように何百年も長持ちするはず。(もちろん結露対策など他にも重要なことはありますが。)

継ぎ手はやはり追っかけ大せん継ぎが強いようです。これならほぼ短冊金物などいらないようです。金輪継ぎもまあまあです。鎌継ぎはやはり弱いですね。きちんと金物で補強しなくてはなりません。
これらの継ぎ手も床剛性によって引っ張り力を求めどんな継ぎ手か金物か考えていきます。
阪神淡路大震災から木造でも水平剛性をきちんと考えるようになってきました。まだまだ浸透していないので、計算しないで進めている建ものがほとんどのようです。
とても重要なことなので今日の話の中でもこのことをかなり取り上げていました。

水平剛性は構造用合板で取るのが一番簡単です。
ですが、合板を使わないで、強い剛性を取ることも可能です。
それらの方法の例がいくつか紹介されました。
現在はその方法の大臣認定がとれていないので、公的機関の実験結果をつけて計算書を申請するようです。まだまだ面倒ですね。

まだまだ、学ぶことがたくさんあります。
もっと時間がほしいです。
お施主さんに後悔させないためにも周りの建ものよりレベルが上の建ものを建てていきたいと思います。


2013年10月30日水曜日

「世界 パッシブハウスデー」 のお知らせ

いよいよ パッシブハウスデーまで残り一週間

世界各国のパッシブハウスが一斉に公開されます。

当社も参加いたします。

皆さん、是非 お越しください。



2013年10月24日木曜日

北海道の工務店

北海道で すごい家を造っている工務店さんたちが パッシブハウスの見学にやってきました。
寒い寒い北海道で先端を走っている工務店さん方の訪問でかなりの緊張。
大丈夫かな?

網走の工務店さんの現在の標準仕様は 壁厚が400mm 天井断熱が500mmだそうです。
すごいですね。
当社が北海道の次世代省エネ基準の倍の性能ぐらいですが、それを上回ります。
さすがです。

見学していただいて北海道の皆さんもパッシブハウスの性能には驚いていました。
しかし、今までの見学者とは違います。
明らかに、みているところが違います。
まずは、サッシの付け方、納めかた。当社の木製サッシの取り付け位置は、断熱に一番良いだろうと思われる位置についていますが、さらに壁の厚い北海道ならではの付け方と比較しておりました。外気温がもっと寒いと起こる様々な問題についてお話を伺いました。当社の仕様がさらにバージョンアップした際には、考えようと思います。
次は 熱交換換気システムの結露凍結の状態、結露水の処理について。
この辺も難しい問題があります。
断熱材の内部結露のリスクについて。万が一木が反ったりテープがはがれたり断熱材の隙間が空いたりいろいろな状態の時のリスクについて、起こりうることを前もって検討してあるか?
室内のわずかな気流、今まで気がついた人はいませんでしたがわずかな室内の気流に気がつきました。この気流の原因は?との質問。
冷暖房器の位置の選定について。位置によって対流の置き方が違います。その位置で燃費が大きく変わります。その場所について。
その他いろいろとても参考になりました。実際に経験を積み重ねていかないと理屈だけでは なかなか得られない情報です。

そのような方たちですから秩父パッシブハウスの性能はすぐに感覚で読み取れたようです。半端ない気密がとれているということが、数値もみないで体感しているだけで分かるとおっしゃっていただきました。断熱性能もすごいと言うことが、説明されなくても肌で感じられるとのことでした。
今日は肌寒い日でしたが、中はポカポカ。 完全に締め切っていると中はだんだん暖かくなっていきます。窓を開けると気持ちいい風がうまく通り抜けていく。本当に驚いておりました。

お昼ご飯は 小鹿野名物「わらじカツ丼」を召し上がっていただきました。
最近の一押しは 下小鹿野のどさん子の 「わらじカツ丼」
肉が厚くジューシーで 衣の味付けも絶品です。
ラーメン屋さんだけど、すごいのです。某系列のホテルやレストランなどで腕を磨いたすごいシェフが入り、味が一段と良くなったのです。
ここの「わらじかつ丼」皆さんも確かめてみてください。
北海道の人たちを「どさん子」に案内するのは、おかしいのですが、すごい喜んでくださいました。
埼玉の山奥で北海道の人が「どさん子」で食事。記念撮影しようと盛り上がって、写真を撮りました。
同行していた北海道の新聞社の方も写真撮ってましたよ。
お店の方に 忙しい時間にシャッター押してもらいました。仕事のじゃまして申し訳ございませんでした。


2013年10月18日金曜日

PASSIVEHOUSE の 紹介

短い時間で うまくパッシブハウスを紹介しています。

是非ご覧ください。

http://c.bme.jp/13/1506/36/2574