2013年2月18日月曜日

性能向上リフォーム

これからは、エネルギーの無駄を少なくするために、性能向上リフォームに目を向けなければ行けません。

造っては壊すを繰り返す 新築より なるべくゴミを出さず リフォームで性能向上することも大切です。

今日はその講習会に大工さんと行ってきました。

一般の方がリフォームで求めることの1番は 外観の見た目、屋根や外壁などの塗り直しが一番で次が 浴室キッチントイレなどの水回りのリフォーム、そしてその次が、内装や間取り替えのリフォームだそうです。

しかし、我々プロの立場からのリフォームの提案は まずは 耐震リフォーム、次に断熱リフォーム、高齢者リフォーム、防火性向上リフォームなどで あるべきだと思います。
それらをする上で、キッチンや浴室などのリフォームや見た目のリフォームをするべきだと言うことです。

浴室などを直すときには、必ず一緒に耐震化や,断熱化はしておくべきです。いっぺんに出来なくも徐々にでも進めるべきです。
浴室だけ直しておいて,「断熱化は後でいっぺんにやれば良いや」では、いつまでたっても出来ませんし、コストが二重にかかってしまいます。

断熱向上リフォームには、知識が必要です。効果的に壁体内の気流を止める必要があります。
そうすることで、今まで入っていた,頼りない断熱材も効果がアップします。
天井もきちんと断熱しましょう。
隙間を造らず断熱材を敷き込むことが重要です。グラスウールやセルロースファイバーのブローイングも効果的です。その際、ダウンライトなどの熱がこもらないように配慮しましょう。火災になったら危険です。
床の断熱も重要です。床下に潜って下から断熱材を入れたり、吹きつけの断熱材を使ったり,潜れなければ、床上に断熱しその上にまたフローリングを張る方法などもあります。
床下がきちんと防湿できれば基礎断熱も効果的です。
壁は気流止めをするほかに外部に付加断熱をする方法や断熱材を内張をする方法もあります。防湿層や,透湿抵抗に注意し内部結露を起こさないように注意しましょう。コンセントの穴なども注意が必要です。
窓の断熱も重要です。簡易な方法なら,ガラスをLOW-Eペアや真空ガラスに変更する方法もあるでしょうが、フレームが熱橋となります。内窓を取り付けるのが効果的かもしれません。しかし、内窓の断熱性能や気密性能と既存の外の窓の性能のバランスで外の窓の結露に注意しなくてはなりません。樹脂サッシなどに取り替えてしまうのも良いと思います。

お金をかけるバランスも重要です。
少ないコストで効果的に性能を発揮できる方法を考えなくてはいけません。
どこにどのくらいお金をかけたら効果的か、「燃費ナビ」などのシミュレーションソフトを使うと良いと思います。
まだまだ考えることはありますが
今後は 性能向上リフォームも進めていきたいと思います。



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