2016年7月4日月曜日

熊本地震の調査が進んでいるようです

熊本地震の木造建築被害の原因分析が進んでいます。
委員会資料から

この表は 益城町の大きく被害が受けたエリアでの 地震の基準の違いでの倒壊の一覧表です。
旧耐震基準は32.1%が倒壊
新耐震基準(1981以降)で作られた建物は9.1%倒壊 
新しい基準(2000年以降)は2.9%倒壊
とのことです。
やはり 新しい基準で建てられた建物の安全性の高さがわかります。
1981年の改正では 筋違いなどの耐力壁の量が 以前のものと大きく違います。
2000年以降の基準では 柱や土台、梁、筋違いなどの接合部の金物がきちんと計算され強くなりました。また筋違いの位置のバランスの計算をするようになりました。

2000年以降の建物で壊れているものは7棟と少ないですが どのような理由で壊れたのか調査,分析が引き続き行われるとのことです。
きちんと計算されていなかったのかもしれませんし、施工ミスがあったのかもしれません。基準がまだ甘いのかもしれません。
今後調査が進み報告されると思います。 

今週も熊本で現地視察にいってきます。 改めて現地の視察と 全く被害を受けていない仲間の工務店さんのお話を聞いてきます。
しっかり勉強してきたいと思います。

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