木質のパネルにも様々なものがありますね。
今日はそれらの勉強をしてました。
講師は東大の青木先生と森林総合研究所の渋沢先生です。
これらのすごい先生方に直接教えていただける機会に恵まれとても感謝しています。
材料の基本性能をきちんと理解していないと、良い建物を作れないと思います。
発表されている、表面的な情報やネットなどのうわさレベルの情報で物事を判断するのはとても危険ですね。
レベルの高い先生から直接話を聞き、疑問点を質問して正しい解決方法を見つけられるそんな機会はとても貴重です。
今日もみっちり勉強できました。
細かい話をここで書くことはなかなかできませんが、例えば地震に強い家を作る為の構造用の面材についてだけでもとても奥が深いです。
面材の種類も多種多様ですね。
皆さんもいろいろご存知だと思います。
それぞれ様々な特徴がありますね。
合板でも樹種や接着剤でいろいろありますし、OSB,パーティクルボード、インシュレーションボートやMDF,その他いろいろですね。
値段が安いのは針葉樹合板やOSBですね。強度も高いです。透湿抵抗が高いのは弱点といえるかもしれませんね。
MDFは透湿抵抗が低いので良いですが、少し水に弱いものもありますね。白蟻が食べにくくしたものなどは少し値段も高いですが、強度もあり使いやすいです。
木質系ではないですがダイライトやモイスといった選択筋もあります。
燃えないし白蟻も食べない。透湿抵抗も低いですから、とても良さそうです。じん性が少ないですから、設計時にその辺も配慮した壁配置等、余計デリケートに考えた方が良いかもしれませんね。
合板に関して本当に長持ちするのかとても疑問に思っている方も多いと思います。
特に長年、建築に携わって来た人なら、なおさらだと思います。
屋根や床などに使われた合板がバラバラに剥離して!強度が無くなってしまっているのを目撃した人は多いのではないかと思います。
フローリング等がフワフワしてるのも多くの方が経験しているのではないでしょうか。
原因はいくつか考えられます。
合板そのものが構造用ではない場合がかなりありそうです。見た目では分かりませんから、普通の合板を張ってしまっていると思います。
安物のフローリングもそうです。基材の合板の接着剤がとても悪いです。
それと、原因として多いのは、湿気るような使い方がされていることです。
湿気の逃げ道が作られていない場合はやはり傷みます。
強度がギリギリで繰り返し荷重を受けるところも注意が必要です。
きちんと選んできちんと使えば天然の木材と同じように長持ちします。
良い接着剤が使ってあれば、接着剤が原因で剥離することは無いそうです。
合板は長い歴史がありそれも確かめられています。
接着剤も健康に害の無いものに変わって来ています。
耐力面材は地震に強いのは間違い無いですから、上手に選んで使いこなすことがとても大切ですね。
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