2016年12月10日土曜日

熊本地震から8ヶ月

木の建築フォーラム主催の報告会?が東大でおこなわれた。木造住宅の構造の先生方が集まり様々な報告がされました。
かなり豪華な顔ぶれです。

熊本地震では多くの建物が壊れました。
震度7の地震が2回。特に後に来た本震は阪神淡路の23倍の威力だったようです。ですから比較的新しい建物しかないハウスメーカーの建物も被害を受けてしまいました。
耐震が強化された2000年以降に作られた木造でさえ7件倒れたようです。
311の地震は強さは強かったのですが揺れの周期が短かったため建物にはあまり被害をおよぼしませんでした。
熊本の地震は本当に強く、建物にとって怖い周期の揺れだったようです。
地盤の良いところも強い地震の力が入り多くの被害を出しました。固い地盤が地震に安全という都市伝説が間違いであることを示しています。

木造住宅が圧倒的多数を占めるため壊れる量も多いですが、新しい基準で建てられた木造の建物はむしろ強いということもわかりました。阪神淡路の地震での法改正を受けて着実に進化しています。

比較的簡単に耐震性を高める方法などの説明もありました。
伝統構法の耐震性やその補強の考え方等も参考になりました。

とても有意義な内容でとても勉強になりました。



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