2016年3月26日土曜日

現場見学会ご案内




告知を忘れていました。ごめんなさい
(笑)
皆さんぜひお越しくださいね。
今回ご覧いただく住宅は自然素材をふんだんに使いながらも
超高断熱住宅です。
ガラスは高性能なペアガラス アルゴンLOW-Eを
うまく使っています。トリプルではないのですが、ガラスの性質をうまく生かしとても暖かい家にしています。もちろん樹脂サッシです。
外壁はネオマフォームと高性能グラスウールのダブル断熱。
別張りの気密シートと室内側に30mmの空気層を配線や配管のサービススペースとしてとり安全性を確保。内部結露のリスクを減らします。
基礎は外内のダブル断熱。
様々な工夫により性能では考えられないローコストを実現しながらも
長持ちを重視した資材選びです。
長期優良住宅の認定も取得しております。
まじめに作った住宅をぜひご覧ください。


2016年3月19日土曜日

現場見学会があります。

来週は現場見学会を行います。
3月26日(土)27日(日)の予定です。

1軒は 国土交通省グリーン化事業のZEH(ゼロエネルギーハウス)の補助金を使ったものです。
もちろん補助金のスペックは軽くクリアーしています。
ハウスメーカーの仕様よりとてつもなく良い仕様でありながら めちゃくちゃ低価格です。
私が納得できるスペックを保ちながらも設計の工夫や仕様の工夫などでお求めやすい価格に仕上げました。
工夫の数々は是非見学会で確認してください。わかりやすくご説明させていただきます。
この内容を他社で作るととても高くなると思います。



当社が ほかの工務店より とても良いスペックの建物を作っているので 価格が高いと思われているみたいですね。そのように悪口を言っている工務店もあると聞きます。
高橋建築をを見に行くと高橋建築で決まってしまうことが多いので行かせないようにしているのかもしれません。(笑)






もう1軒は とても落ち着き素敵な木のお家です。
外壁を杉の赤身の板で仕上げてあります。
内部は杉の厚板フローリング。当社お得意の30mmあるフローリングです。歩き心地が最高のフローリングです。
建具も杉で作ったものでとてもしっかりしています。



2016年3月13日日曜日

健康に過ごすための室温は温度は?

ヒートショックという言葉はご存じですか?

ほとんどの皆さんが知っていると思います。

脱衣室浴室トイレなど急に寒いところにいって 血管の収縮などにより 心疾患など起こすことですね。

家の中に 寒いところをつくらないことが大事です。
家の中の温度があまり変化無い環境を作る。それには きちんとした断熱が必要です。

それでは 健康を維持するための理想の冬の温度はどの位なのでしょうか?

イギリスの 健康に関する団体で 発表されているのを参考にしてみましょう。

http://www.ageuk.org.uk/professional-resources-home/services-and-practice/health-and-wellbeing/winter-health-campaign/

上記サイトをご覧になってください。

リビングで 21度 寝室で 18度だそうです。
(最低維持したい感じです。)

皆さんご存じの通り 当社の建物は高断熱化により少ないエネルギーで 20度以上の温度をキープするのが たやすくなってきました。
どの部屋も少ない温度差を保つことが出来ます。
吹き抜けなどがあれば なおさら温度が均一になります。

私も以前の建物では 吹き抜けをたくさん設計してきました。
何しろ 当社の 高断熱省エネの技術なら 吹き抜けがあっても それほど光熱費がかからないからです。
空間もダイナミックになりますので 見る人がとても驚きます。
お施主さんの満足度も高いです。

しかし最近、私の考えが少し変わってきました。
吹き抜けがあっても 他社の高断熱住宅より圧倒的に省エネなのですが 当社の建物であってもさすがに吹き抜けがない方が省エネです。
友達などの来訪者を驚かせるのには 吹き抜けやスキップフロアーなどはいいのですが、より省エネを考えるともったいないかなと言うこともあります。
(でも吹き抜け好きなのですが。。。。)
(次期バージョンはさらに圧倒的な断熱で吹き抜けをどう扱うか考え中です)

さらに 最近お施主様から言われたことがあるのです。
「涼しい部屋で暖かいお布団かけて寝る方が気持ちいいかも」と

今までは温度が同じになるようにばかり気にかけて作っていました。
高断熱を志す人たちは
室内温度差が 2度しか無い 1度しか無いなどというのが 一種の自慢だったのです。
しかし 寝室は少し涼しいくらいの気温 「18度」がちょうどいいのでは無いかと最近思っていました。
ここ2年くらいは皆さんにそうしたお話もしていました。うまく寝室子供室を18度 リビングを20度以上にするように設計したいと。
そうしたら このイギリスのサイトに出会ったのです。

皆さんどうですか?
頭だけ出して 18度の温度でお布団が気持ちよさそうでは無いですか?
お子さんの勉強も18度くらいの方が良さそうな気がしますよね。

この18度 20度という温度は 高断熱ですので もちろん 壁や床 天井の温度もそのくらいの温度です。 寒い部屋を暖房してようやく18度になったのでは なくて 春の気持ちよい日と同じ環境だと思ってください。周り中の温度が気温と同じくらいで維持されているのは 体もストレス無くとても気持ちいい環境です。

(輻射面温度の話は またの機会に。)

当社で建てたお施主様は 冬が楽しみなようです。
先日 2月に一年点検でうかがったお施主様は この冬 室内ではほぼTシャツで過ごされたそうです。その日もTシャツでした。ほかの方も薄着でした。朝少しエアコンで暖房するとおっしゃっていましたが、日中、夜は暖房されないそうです。
本当に喜んでくださっていました。ちょっと極端な例ですが。。

快適な温度が維持できる住宅に住むと考え方が変わりますよ。
皆さんもいかがですか?



2016年3月4日金曜日

パッシブハウスジャパンの総会の前夜祭です。
私たちのような、最先端で省エネ、高断熱住宅を作る工務店の集まりです。
近年は多くのかたが、素晴らしい高断熱の住宅を作るようになってきました。
温熱的な問題をクリアーさせることができるようになると、家中少しの暖冷房で快適になりますから、皆さんとても大きな吹き抜けやスキップフロアー、勾配天井等ある大空間を作り始めます。断熱材も厚くなり特殊なおさまりが要求されます。
最近、高断熱で素敵な建物が雑誌やコンテスト等でたくさんで目にする機会はがふえてきました。
しかし、その建物のなかには??の構造の建物がたくさんあるのです。
温熱環境ばかりに目を向けすぎ、構造をおろそかにしている建物があります。
そこで私は、皆さんに高断熱に必要な構造を学び直してもらう機会を作るため、構造塾の佐藤先生をお招きしセミナーを企画しました。
写真中央が佐藤先生です。
企画は4月15日ですが、皆さんにご紹介いたしました。
前夜祭会場は森さんの作ったお寺です。
住職さんがこれからの社会を考えて企画されたそうです。とても近代的な建物です。


暖房負荷は30kWh/m2ということですが、さすがは森さん。ディテールが違います。東京大学の前(まえ)先生がとったサーモグラフィーを見てください。


窓のコーナーですが熱橋がありません。
すごいですね。

最後に佐藤先生、前先生を囲んで懇親会。
ここでまた最先端の議論が白熱するのです。

2016年2月8日月曜日

北関東の高断熱住宅 4号

北関東の高断熱住宅 4号 という本が発売されました。
新住恊という高断熱受託を勉強している組合の関東の人たちで作った本です。
当社の住宅も載せていただきました。

セブンイレブンを除くコンビニでも売っていると言うことなのでお早めにお買い求めください。
部数が少ないのですぐ無くなってしまうとのことです。

当社の住宅 S様邸は 日射取得のある上手な設計で Q値はまあまあなのですが
暖房負荷は圧倒的に少ないのが特徴です。
暖房エネルギーは次世代省エネ基準の10倍以上省エネです。
びっくり!!

断熱量では無く 設計も重要だと言うことがよくわかります。



パッシブハウスの紹介

高気密健康住宅研究会のブログに秩父パッシブハウスが紹介されていました。
ここの鵜野日出男先生は古くから高気密高断熱住宅を研究されていた方で,辛口のコメントの方です。
http://unohideoblog2016.seesaa.net/article/433439831.html
鵜野先生も これほどの高性能住宅はあまり訪れたことが無いようで 少し戸惑っておられる様子もうかがえました。
私も この機会とばかりに 普段では得られない情報を 仕入れるため たくさん質問をしておりました。
同じような情報源だと偏りますからこういう機会は重要です。
本当に質問攻めでした。どちらが調査に来たのかわからない状態だったかもしれません。(笑)

鵜野先生は 高性能住宅のコストのことをしきりに気にしておりました。
当社のような工務店は 経費があまりかかりませんから 内容の割には相当ローコストです。
しかし もう少し下げないとならないと感じているようでした。
私もそう思います。しかし、むやみにコストダウンするあまり 見えないところの手を抜いたり悪い部材になってしまうのはいけません。責任を持った施工の出来るコストダウンが必要です。
引き続き今後の大きな課題です。

それと湿度をとても気にしておりました。暖かい家は湿度がとても低くなります。適切な湿度維持が必要です。パッシブハウスは23℃50%以上だったので合格のようでした。
湿度はなかなか難しいです。
私も研究中です。

たまに 高断熱を熟知している人に評価されるのも いいですね。


2016年2月6日土曜日

ハウスメーカーより高品質なものをより安く

昨日、今日と2日間 住宅展示場巡りをしました。
現在の流れを見極めるためとハウスメーカー各社の性能や保証内容などを調べるためです。
なかなか細かいところまでは教えてもらうことは出来ませんが、妻と二人でみっちり回ってきました。

当社は建物の内容でハウスメーカー以上のものを作っていきたいと努力しています。
それをできるだけ低価格で提供していきたいと思っています。
ですから、たまにハウスメーカーの内容調査をしているのです。

大まかにはハウスメーカーもZEH(ゼロエネルギーハウス)に本気で取り組んでいます。
これは、省エネの流れから当然のことだと思います。
当社は以前から当たり前になっているので、今さらという思いでした。
日本のためにはいい流れですね。

高断熱化も競争が始まっているようです。
元々、良い性能のところもありますがその他のメーカーも皆必死になっている感じです。

2階まで含めた全面床暖房の工務店にはビックリします。本当にQ=1.0以下なら
全面床暖房では低温水でも室温が暴走しないかと心配してしまいます。実際はそこまでの性能が出ていないから必要となると見るべきかなと思いました。

鉄骨系は相変わらず断熱、気密は難しそうですね。各社工夫していますが、あれでは気密がとれないでしょ。熱橋処理もでききってなさそうです。断熱欠損もありそうです。
日本ではその辺の評価はまだしなくても済みますから数値だけは良くても寒い家もできてしまいますね。

どのモデルハウスもコストがかかり維持費が大変そうな大きな換気システムをぶちこみ始めました。機械に頼ると修理や買い換えなどの維持費がとても大変ですよね。その、メンテナンスなどで永遠にもうけるシステムになっていきそうです。あの大がかりなシステムでは、他社に交換というのは難しそうですから。一生、そのハウスメーカーの言いなりでメンテが進んでいく もうけのビジネスモデルが作られつつあるのでしょうか?

ほとんどの建物が温度のムラがかなりありました。お客さんはほとんどいなかったので、それほどムラがあるのはおかしいのですが、どうしてなのでしょうか?
ひとつの建物にエアコンが10台くらい動いていましたから、断熱気密が足りないということもあるかもしれませんが、機械のコントロールが難しいのかもしれません。
皆さん今度いったら、建物の裏側まで見てくださいね。機械だらけでビックリしますよ。

間取りはどのモデルハウスもほとんど2世帯住宅でした。親の世帯、子の世帯のLDKがそれぞれ30畳もあるかのような現実場馴れしたモデルです。どのメーカーも似たような感じの間取りですね。本当に何がほしいのかわからない感じです。あれを見て参考になるのかな?あまりにも現実離れしています。

ルーフバルコニーも流行りですね。楽しそうだけど実際にはあまり使わないみたいですね。

見映えをよくするために大きな窓がついています。床もオプションの無垢材です。あるハウスメーカーは「このモデルハウスには標準品はほとんど使われていません。オプションです。」と言っていました。

大きさも80坪90坪と大きなものが多かったです。モデルハウスは家具カーテンなどなしで本体が大体1億円位というのが多かったようです。全く参考になりませんね。

入るとまず名前や電話番号住所、年収など書かせられます。拒否できたところもありますし、名前と住所のみですんだところもあります。「来ないでくれ」「電話かけないでくれ」といっておいてもダメですね。それが仕事でしょうから。「建てないことになりました。」「他で決まりました。」と断るといいようですよ。
アンケート書くときに「もう建てたのですが、参考に見せてください」とはっきりいうのもいいようです。

一番大手の営業さんに聞いたら年間6棟契約できればいい方だそうです。年間1棟の営業さんもいるとのこと。大変ですね。

ローコストメーカーも見てきました。
まあそれなりという感じでした。
「555万円で家が建つ!」他にも費用がかかりますよね。

防火も標準です。省令準耐火対応が当たり前になってきました。この辺りは当社の対応が遅れているなと思いました。内観に本物の木材を使用しているので対応がなかなかできないでいます。
火事は怖いですから、外からの貰い火には強くしてきましたが、中はできていません。
もちろん対応することは簡単なのですが、木を使いたいという要望も多いですから建て主さんのニーズに合わせていくしか今のところ無いのかもしれませんね。

外壁のタイルも増えてきているようです。
メンテナンスの問題です。
少しコストアップしますがメンテナンスが楽ですね。当社は長持ちするALCが主体ですが定期的に塗装をしなおす必要があります。タイルならしなくてもすみます。タイルの外壁も下地はサイディングで接着剤なので最終的な持ちはわかりませんね。「あのやり方だと最終的に長持ちしませんよ。」と悪口いっていたメーカーもありましたがその通りかもしれません。ですが、そのメーカーの外壁も見方を変えると悪いところがとてもあるのですが。どっちもどっちみたいで面白いです。
でも、どのメーカーも破風板や軒裏などは窯業系のサイディングのようでしたから同じタイミングで足場を組んで塗り直しということになりそうです。外壁のことばかりアピールしていたメーカーはその辺どう考えているのでしょうか?

内装はエコカラットを使っているところがたくさんありました。
アクセントとしてタイルや天然石を上手に見せていました。この辺は上手に真似をしましょう。ハウスメーカーも皆オプションのようでしたが。

寝室の床は絨毯もとても多かったです。このへんは流行ですね。昔もとても流行っていた時期がありましたから。
寝室のウォークインクローゼットは扉なしがほとんどで見えてしまう作りでした。他のひとは入らないからいいのかな?
昔からありましたが比率が上がっている気がします。

リビングから見える位置に主人の書斎コーナーも多かったですね。万人が喜ぶわけではなさそうですが、全体のトレンドでしょうか?
少し前は書斎は寝室のそばに多かったですよね。

対面キッチンはあまりなく アイランド全盛でしょうか?パーティーキッチンというべきなのかな?そのスタイルが本当に便利か?使いやすいか?片付けしやすいか?わかりません。毎日使うのに適しているのかな?
家族みんなで楽しく料理。お友だちたちとにぎやかに!確かに素敵かもと思いますが。見た目の良い豪華なそれは値段を聞くと400万500万「ゆとりがあればね。」と思わなくもない感じでした。パナソニックなどの既製品でお求め易いのもありましたが。
展示場だから、しかたないのかな?

通り抜けできる収納のあるファミリー玄関もほとんどありました。
もちろんパントリー、家事コーナー、子供のスタディーコーナー
堀炬燵もたくさんありました。

見ちゃうとみんなほしくなる。
普通は、面積と予算に制限があります。
実際の使いやすさも重要です。
優先順位を間違わなければいいけど。

建て主さん家族に夢を見せるのものいいけど 現実に建つ家とのギャップがありすぎて困らないのかな? どういう風に図面の打合せが進んでいくのだろう。できないことだらけでみんながっかりしないのかな? 
LDKの大きさだって モデルハウスで見たものと全く違う大きさになってしまうことが多そうだし。実際にできたとき そのギャップに戸惑わないのかな?
とても不思議。

2日間かけたけど 割と見れないものでビックリしました。
各社、他の工法、ハウスメーカーの悪口も多いですね。
悪口を直接いってはいませんが、自分のところ以外のやり方をかなり否定している感じです。
競争が激しいのでしょうね。

実際の建物の総額も聞いてみました。「最終的に○○ハウスさんにお支払する総額は40坪でいくらが多いですが?」と聞いてみましょう。「それで入っていないものは無いですか?」と
大手だと安いところで坪70万以上があり、中には最初から「いろいろ込みだと100万位」とはっきりいうメーカーもありました。
「安いのはいくらくらいですか?」と聞くより 「普通にお願いして、平均的に総額で」と聞く方が実態に近い見たいですね。いくらくらいからというのはあてになりませんよ。
実際の価格は総額の見積もりしてもらわないとなかなかわからないですね。
展示場との違いも細かく聞かないと騙されちゃいますよ。
最初の提示した価格のものは建て売りとたいして変わらないものを使っているメーカーも多いです。
仮契約して気に入ったものと選び直すと追加、追加というのはよくある話です。
展示場は最高のものだけで作られていますから。

当社も 頑張らないといけません。ハウスメーカーより良いものを安く作らないと宣伝力の無い当社のような工務店は選んでもらえませんから。