2016年5月7日土曜日

家を長持ちさせるために日々勉強が必要です。

今日も勉強にいってきました。
木の建築フォーラム主催の木材などの勉強です。
わたしは、家を長持ちさせずっと長い間使われ続けるように頑張っています。
使いやすさ、耐久性、耐震性、温熱性など住み続けられるためには数々の条件が必要だと思います。
その中のひとつとして建物を構成する、木材の知識は重要です。
長い間、建築に携わってきていますからそれなりの勉強はしてきています。
しかし、技術のレベルは進んでいますし、研究も進んできています。
特に木材を人工的に乾燥させることなどは、ここ2、30年の技術なのです。
それを 中途半端な知識で知ったかぶって語ることはできません。
今日は その道で研究の主となっている東大の信田先生と 建築研究所の槌本先生の講義です。
忙しいのですが聞き逃してはならないと、また東京です。
もちろん知っている話が多いのですがひとつでも持ち帰ろうと必死に勉強してきました。

木材は木材に含まれる自由水がなくなったあとの結合水が減りはじめてから、収縮などの変形が始まります。その事は皆さんご存じの方が多いと思います。地域によって平行含水率は違いますが、一般的にはこの含水率になるまで木材の変形が進んでいきます。それでは、一度もっと乾かしてみたらその後どうなっていくのか?床暖房のように高温が続いたらどうなるのか?私が作っているような超高断熱住宅な場合木材はどうなっていくのか?
その辺の物性を聞いてみました。

また、乾燥の方法によって 木材の性質が変わります。
より強い安全な木材はどういうものなのか?

その他もろもろ勉強になりました。皆さん興味ありますよね。

日々勉強は必要です。
それも中途半端な勉強でなくその道の最高の先生から教えてもらうことが何よりも重要だと思います。

設計者や大工さんの思い込みによる間違った木材の知識もあります。
実験などによって検証できるものもあったりなかったりします。
単純と思えることでも真実がようやく解ってきたこともあります。

経験により、見聞きして自分で理解していると思っていても間違った知識が植え付けられている場合もありますし、自分はよくわかっているから勉強する必要はないと思っている人もいますね。
それは、あのベストセラーになった「バカの壁」のひとつですね。

間違って覚えたまま。中途半端な知識のまま、知っていると勘違いしているまま。
新しいことがわからないまま。
そんなことがないように 日々勉強していきたいと思います。

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