国の基準よりレベルの高い2020年を見据えた住宅を作ろうという委員会です。
G1グレードとG2グレードがあります。
最新の国の基準
4地域が大滝両神 5地域がその他です。
0.75W/(㎡・k) 0.87W/(㎡・k)です
これは 中と外の温度差が1℃の時 1㎡の壁や屋根からにげる熱(W)を表していますから少ないほど断熱性が良いと言うことを示しています。
家の屋根・壁・床・窓の平均的な断熱性能を表しています。
建築の言葉で 「外皮性能」と言います。
この国の基準もまだ義務ではなくこの基準で建てられない建物もたくさんあります。
ですから、この基準で建てている住宅会社は、「高断熱」「暖かい家」を作っていると言っているわけです。
ですがハウスメーカーが言っているこの基準の「暖かい家」を建てても本当に暖かい家になるかというとそうでもありません。
この基準のもと自体はなんと平成11年の基準とほぼ変わらないのです。そのときの基準の方が気密性能も言われていましたから良いくらいかもしれません。
HEAT20の話に戻します。
この委員会ではあまりにも国の基準が低いため もう少しよい住宅を作っていこうという団体です。
G1G2と目指すべき性能を掲げています。
G1グレードは私たちの地域の場合 夜中の0時まで20℃に暖房していて暖房をとめたときに6時頃再びエアコンを付けるまでに10℃以下にならないという基準です。
大滝両神で0.46W/(㎡・k)そのほかの秩父地域で0.48W/(㎡・k)です。
5地域で国の基準が0.87でしたからの半分近いですね。
G2グレードはそれよりもさらにハイレベルで 13℃以下に下がらないという条件です。
0.34W/(㎡・k)ですから相当性能が良いですね。
当社の住宅はというと 北海道あたりのG2基準以下としてあります。
「どうしてそこまで?」と思われるかもしれませんが理由は2つ
まず第一に パッシブハウス基準で作るとそうなると言うことです。
パッシブハウス基準は簡単に言うと40坪くらいの住宅が6畳ようのエアコン0.5台分くらいでどんなときもお部屋が20℃維持できる性能です。当社は全棟パッシブハウスクラスの家を目指していますから、だいたい0.28W/(㎡・k)切るその様な性能になります。
第二に 秩父の朝の冷え込みが半端なく北海道に近いと言うことです。
今年もとても寒く当社の温度計を見ると連日マイナス10℃以下が続いていました。
国で定める1,2地域に近い値です。幸い秩父は日中は暖かくなりますが、朝の冷え込み時に室温が下がるのは良くありません。
今後は暖かい家というと HEAT20の G1基準 G2基準クリアーしているということが当たり前になっていくと思います。
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