2018年3月2日金曜日

エコハウスアワード審査

昨日はエコハウスアワードの事前審査でした。
私は審査員としての出席です。
始めてのことなのでどのように審査が行われていくのかとても興味があります。
昨年、一昨年と私も作品を応募させていただいたアワードです。
私としては自信作を出したのですが賞には至りませんでした。
今年も作品を出そうと思って準備をしていたのですが、審査員をやってもらえないかと声がかかり作品は出せませんでした。
前回は堀合さんとのコラボ作品でとても自信があったのですが賞にえらばら無くていったいどう言うことなのかと思っていたので選考基準がどんなことになっているのか見れるのは本当に良い機会だと思いました。
短い時間でみな見なくては行けません。細かいところは実は見れないのです。応募の文章など見る余裕もありません。

ですから写真の判断比重が多くなります。
写真がダメだとダメなのです。
次には外観デザイン
普通のおうちはプロポーションがよくてもそれほど評価が高くならないということがわかりました。
悪くはないけど良いという評価がつきにくいのです。
本来はコストが低く性能も良いのがかなりの評価の対象ですが、コスパ賞はとれても対象は狙えません。大賞はやはり見た目です。どんなに性能がよくても外観の見た目 LDKの見た目が重要です。お金をかけて見せ場を作れた住宅が上位に来やすいようです。
性能に関しては工夫をどんなにしてあっても工夫のことはそれほど評価の対象にはなりません。
それを審査したりしている時間はないからです。
性能値もほぼ見ません。その基準を満たしているグループに入っていればOKという感じです。
窓の付け方に工夫の余地を残していても形がいびつで熱損失がとても不利な形状でも良いのです。
見た目がよければ。
構造に関してもこの住宅は構造の基礎ができていないなと言う間取りでもOKです。ここに出してくるのだからどうにか成り立たせているのだろうと言う感じでほぼ見ません。
エコハウスアワードとはいいながらやはり見た目がとても重要なのです。審査員の一人はアワードとして発表するのだから 色々なところで取り上げられたときに見た目が良いものを出さないとならないといっていました。
見た目 写真なのです。
そこにお金をかけられないとダメなのです。
ただバランスよくてきれいと言うレベルではダメです。

そういうことがわかり 今後の当社の設計においてどこを重視していくか迷います。
お金をかけずにきれいにまとめ性能を出すと言うことを主眼に設計していましたが、賞を狙うなら圧倒的な見せ場を作るべきですね。
お金がかかってしまいます。
そういう場所にお金を使うのをお客さんがどこまで理解してくれるかですね。



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