2013年9月4日水曜日

子育てに優しい住まいとは?

子育て世代の人たちが家を造ることが多い。

家が本当に必要な時期は子育て中だと思う。
結婚し、親元を離れアパートに住み子供が出来る。
そして子育て。

子供にとって、住環境はとても大切だ。
粗悪なアパートに住み続けるのは、かわいそうだ。

狭くてのびのび出来ない。
音などの問題があり周囲に気を遣う
結露などが原因でカビ菌など アレルギーやアトピーになりやすい。
そのほか様々なことが考えられる

子育ての世代の人たちにこそ快適な家に住んでほしい。
そこで、のびのび 健康的に育児を楽しんでほしいのである。

当社は、以前から、子育てにとってどのようなことが良いのか考え続けてきた。
そして、実践してきた。
昨日 ミキハウス子育て総研の社長の話を聞き,当社の実践してきたこと,そのままが語られていたのでびっくりした。
ちょっと納得できない部分もあったが、うまくまとめられていたのでご紹介します。

まず 
■子育てする上で安心安全であると言うこと
1 キッチンからリビングやダイニングが見渡せる
2 調理スペースの前が子供の通り道にならない
3 作り付け家具の角がとがっていない
4 断熱性が良い


・・など24項目
■ママにとってストレスをためない空間
1冷蔵庫の位置がリビングダイニングから近い
2トイレがママと一緒に入れる広さ
3洗面所近くに子供の下着置き場がある
4水回りの素材が掃除しやすい

・・など25項目
■子供の健康に良い空間
1リビングに十分な採光
2健康、環境に良い建材

・・など5項目
■親子がふれあいながら過ごす
1キッチンで子供が手伝いしやすい。
2リビングダイニングで勉強しやすい。
3家族の気配を感じられる間取り

・・など6項目
■子供の情操教育のための工夫
1リビングを通らないと子供の部屋に行けない
2子供専用の収納

4・・など6項目
■子供の成長に応じて暮らしを変化させられる
1間取り変更がかのう
2増えてくる荷物の収納場所がある

以下は町並みや立地など
■住民同士の小丹生にケーションの工夫
1違う世代で楽しむくふう
2自治会の集会所など使いやすい
■子育てしやすい住まい環境
1ミニ公園が近くにある
2歩道が整備されている

・・など6項目
■子育てに安全な環境
1交通量の多い道路がそばに無い
2パチンコ店など施設が近くにない

・・など4項目
■子育てしやすい環境になっている
1見通しの良い公園がある
2病院が近くにある
3教育機関が近くにある
4買い物に便利なスーパーがある

・・など10項目

とても上手にまとめられていた。
今まで普通に間取りなどに考え出来ていたことがほとんどだが、最後の方の項目は当社の近くではとても厳しい。
10項目あるが0点だ
講演のあとミキハウス子育て総研の社長に直接話を聞きに行った。
子育てしやすい環境とはそんなものだけでは無いのでは無いか?
田舎には 田舎の良さがある
近くに小川や水路、 山や,野原,畑や田んぼ
そういったところで自然に親しみながら成長していくことはとても大切なことでは無いかと。
そういったことが、盛り込まれていないのは、とてもおかしいのでは無いかと
とても納得していただいたので今後盛り込まれるであろう

私の感覚で一番大切だと思っていること
子育てで重要なのはもちろん子供のことを考えてあげることだが、
それ以上に重要なことは、ママのことを考えてあげること
ママがストレスを重ねたり,疲れ切ったりしては、楽しい家庭生活は送れない。
子供も、パパも ママが元気でニコニコしていれば、元気になれる。

ママの負担を減らし、楽しい生活が出来る間取りや設備が,とても大切なのじゃないかと思う。 
「家族、仲良く、楽しく,快適に」
そんな住まいを作り続けたい。
 




2013年9月1日日曜日

パッシブハウスの仲間たち

先日、パッシブハウスジャパンのエリアリーダーミーティングがありました。
私は関東地区のリーダーなのですが、北海道、九州の方もいらっしゃいます。
みな 飛行機や新幹線で日本中から集まります。
今回は鎌倉なので私は近くて助かりました。
北海道のリーダーが、蝦夷鹿を持ってきてくれて、イタリア料理のシェフに調理してもらい、いろいろな食べ方をしました。とてもおいしくいただきました。

写真中央下の段は ISEP環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さん
テレビなどでも見かけると思います。
我々のパッシブハウスの活動に賛同いただき 理事をしていただいております。
原発が危険な物で、将来に負の遺産を残してしまうとても悪い物だと言うことを 3.11以前からずっと言い続けてきた方です。
原発を減らすには、私たちも努力しなくてはいけません。
原発がなくても夏の電力需給を乗り越えられたじゃないかと言うのでは、消極的です。
一人一人がエネルギーを使う量を減らし、エネルギーの需給問題など話にならない世の中にすればいいのです。工場や運輸部門に比べて家庭のエネルギーはすごい勢いで増え続けています。
これではいけないのです。
まずは、家庭からエネルギーを減らしていきましょう。
家庭のエネルギーはまだまだとても無駄遣いが多いです。
ちょっとの工夫で、簡単に減らせます。
皆でがんばりましょう。
当社もパッシブハウスの技術で、住宅の冷暖房エネルギーを減らすお手伝いをいたします。
既存の住宅でも断熱改修で、省エネ化が可能です。
是非ご相談ください。


2013年8月26日月曜日

「うちエコ診断」いかがですか?

当社は「うちエコ診断」のお手伝いをしています。
「うちエコ診断」とは 家庭のエネルギーを減らす努力のお手伝いをする仕事です。
環境省が今後進めていこうとしている事業です。

まだ、今年度は試行段階で、選ばれた団体が実験的に環境省のお手伝いとしてやっております。
来年から,本格的に資格制度として「うちエコ診断士」の試験制度としてはじまっていくようです。
当社は、今年度,環境省の委託を受け試験的に先行して「うちエコ診断」を初めて見ることとなりました。

今後環境省は本格的に家庭のエネルギーを減らすためにこの制度を運用していくそうです。
かなり力を入れています。

環境省がなぜこれに力を入れていくかというと、CO2排出削減が思ったように進んでいかないところにあります。

CO2排出削減がなぜ必要かと言うことにはここでは触れませんが、削減は待ったなしです。工場などの産業部門やトラック輸送などの運輸部門は削減に成功しています。
しかし、家庭部門だけは、凄い勢いで増えているのです。

皆さんお気づきだと思います。
皆がエアコンを普通に使うようになったり、個別にテレビを見たり,シャワーも使いたい放題、自動車もたくさん行ったり来たり。昔と比べると,とてもエネルギーを使ってしまっています。
この家庭のエネルギーを削減しないとどうしようも無いところまで来てしまっているのです。
是非皆さん、一緒に取り組んでみませんか?
私たち「うちエコ診断士」は家庭のエネルギー削減についてアドバイスさせていただきます。
専用の「うちエコソフト」を用いて、家庭のエネルギーのどの部分を主に考えていくと良いか,考えるお手伝いをいたします。

ちょっとした工夫で,まだまだ削減できることはありそうです。
努力が必要なところもありますし,たいした努力をしないで簡単に減らせるところもあります。
そんなところを見つけるお手伝いもいたします。

当社では、この取り組みは全くの無報酬で,環境省のお手伝いとしてやっています。
ボランティアです。
ご興味がありましたらお声がけください。

申し込みいただきましたら 事前アンケートにお答えいただき それを元に当社のスタッフが訪問ヒアリングを行いアドバイスをさせていただきます。

私も自分でやってみましたが、今まであまり考えていなかったことなども発見でき大変役に立ちました。
無料でアドバイスが受けられる機会ですのでどうぞご利用ください。
当社では20名の方の診断を予定しいております。

うちエコ診断のホームページ http://www.uchi-eco.com/
ちらし申込書は当社までお気軽にお申し付けください。
tel 75-2377
fax 75-3523
メール info*ta-k.jp  *を@に変えてください。
お申し込みお待ちしております。!!



見学会のご案内 8/31 9/1

見学会のご案内です。
すてきなお家ができました。
皆さんぜひお越しください。

2013年8月21日水曜日

気密の重要性1

勉強していない工務店ほど気密性能に関して無頓着だったり、重要性を理解していない。
そんな工務店は、要注意だ。
未だに、気密性能なんて必要ないと言っている工務店がいる.
いろいろなへりくつをつけて、もっともらしく話すからだまされてしまう。
高気密住宅は息苦しいとか、毒がたまる。とかまで言う人がいる。
そんなことまで言う人に気密の重要性、必要性を話しても時間の無駄だから相手にしないようにしよう。

気密性能は、高ければ高い方が良い。
日本では、相当隙間面積といういわゆるC値で現される。
これは、家全体の隙間が 床面積1㎡あたりどのくらいあるかという数値だ。

もし 40坪の家があり 家全体の隙間を全部集めたとしたら 10cm×10cmの穴になるとしよう。
10cm×10cmは100c㎡だ。40坪の家は約40×3.3で132㎡ この面積の割合がC値であるから
C=100c㎡÷132㎡=0.76c㎡/㎡となる C=0.76の家と言うことだ。

穴が10×10の家でもC=0.76 C値が1.0を切る家が高気密住宅と言われることが多い。
高気密住宅でもこんな大きな穴が空いているのだ。

気密施工をきちんと行わない普通の住宅の場合はもっともっと多い。
この10倍くらいは平気で空いている。

当社は,気密測定も行っていて、他の工務店の気密測定を請け負うこともあるが、気密工事を勉強したことの無い工務店の現場の場合、穴が大きすぎて測定できないことがほとんどだ。
まあまあ見よう見まねでやっているところでも、何とか測定できる程度でC=5 くらいという場合が多い。

どうして測定できないの?と思う方もいるかもしれないので簡単に測定の方法をお話します。
建もの外に面する窓やドア換気のための穴をふさぎます。
そして一つの窓に換気の測定装置をセットします。
その測定装置にはファンが付いていて家の中の空気をどんどん外に出すのです。
空気を外に出すと室内の空気は薄くなり室内と屋外に気圧差が生じますよね。
その気圧差を維持するためにどのくらい空気を出し続けなくてはならないかを計るのが気密測定です。

10パスカルずつくらいの気圧差の時の空気の流量を計り、隙間の面積を推定するのです。
これを減圧法による気密測定と言います。

日本ではこの測定方法しか行いませんが、海外では逆に室内の気圧を高くしたときの気密測定も行います。これが加圧法です。

建築のプロなら当たり前に知っていることですのでこのことを知らない建築やさんがいたら要注意です。

建築業界には、見よう見まねで取り組んでいる業者も多いので注意してください。

形だけは,かっこよくても中身は大変なことになっているのがたくさんありますから。

2013年8月20日火曜日

オフグリッド目指して

電力の供給を外部から受けずに 自分の家だけで完結させる。
そんなシステムを 住宅のオフグリッドと呼んでいます。
住宅も省エネ化が進み冷暖房にそれほどエネルギーを必要としなくなりましたし、家電品も省エネ製品が多くなってきました。太陽光発電も身近になってきました。いよいよ、エネルギー自給自足の住宅造りが視野に入ってきました。

原発問題や資源の輸入依存率、災害時の停電、いろいろな問題があります。
政府や役人、東電は信じられないと考えている人も多いと思います。

今回の原発事故での対応を見ても、考えるだけいやになるばかりです。

自宅の太陽光でエネルギーを造り自給自足し 東電に頼らない。
そんな、人たちが増えることで、政府や東電も考えるようになってくれればと思います。
そんな願いも込めて、オフグリッド化を真剣に取り組んでみたいと思いました。

もちろん 個人の損得を考えれば 太陽光で出来た電力は 余剰電力の買い取り制度がありますから 高く買い取ってもらい 安い深夜電力を買った方がお得です。
オフグリッド化するには、電池や電池を制御したりする余分なシステム代金もかかります。
ですから、現段階では皆がするものでは無く、環境意識が高かったり、危機意識が高い、東電に嫌悪感を抱いているなど一部の人だけでしょう。

オフグリッドするのに電池にエネルギーをためそれを使うということも今だけで,今後はもっと良い物が出てくる可能性もあります。
余剰電力でガスを造りそれで発電したりお湯を造ったりするコジェネレーションも出てきそうです。

今日、都内で その辺の技術に詳しいエンジニアの方にいろいろ勉強させていただきました。
本や,メーカーのカタログに書いてあることと実際のことではかなり差があるようです。
やはり、ネックはバッテリーです。現在の技術ではバッテリーのコストがかなりかかってしまいますし寿命も短いようです。
長持ちして快適な家を造るのが,当社の考えですから、長持ちしない設備に頼るのは躊躇します。
価格が安かったり,長持ちするかリサイクルがしやすいなどの良いバッテリーを探す必要があります。
いろいろな提案をしてもらいましたので、すこし整理して取り組んでいきたいと思います。
自宅で実験を始めてみようかと思っています。



2013年8月3日土曜日

今日は3組の方とショールーム見学です。

今日は 恒例のショールーム見学です。

3組のお施主様とまずは旭化成ショールームに行きました。
旭化成さんのパワーボードはとても優れた外壁材です。

一般的に使われているサイディングの倍以上の厚さがあります
素材は軽量気泡コンクリートといって簡単に言えばあわあわのコンクリートです。
外壁としては、とても優れた素材です。

私が一番気に入っている点は、長い時間が経っても基材の変形がとても少ないことです。
10年20年経った時が違います。ゆがんで安っぽく見えたりすることがありません。どっしりした感じ、しっかりした感じが残ります。時間が経っても安っぽく見えないのです。

板と板の継ぎ目のコーキングも上から塗料で保護されているのでそこだけ黒ずんで見にくくなることも少ないです。サイディングはいろいろな色を使い複雑な塗装がしてあり最初はとてもきれいですが、時間が経つとなぜか安っぽく見えるようになります。コーキングも10年くらいでの打ち替えが推奨されていたり張り替え時期も早いので、メンテナンス費用もかかります。
パワーボードの場合も塗り替えは必要ですが、基材がしっかりしているので再塗装すると、新築時と同じようによみがえります。クラックも入りにくいですし防水上の問題もほとんど起こりません。

コンクリートですので防火性能も高いです。
断熱性や遮音性でもとても優れた材料です。
外壁としては、とても優れた材料です。
パネルのデザインもいろいろあります。塗装色も様々です。
カタログではわかりにくいので,ほぼ毎月施主さんをご案内しております。

今日行ってお施主様に言われて初めて気がついたのですが、当社のパッシブハウスの写真がショールームにありました。
施工社名も書いていただいてました。
誰が造ってくれたんだろう?

旭化成さんのショールームの見学のあとは サンゲツのショールームです。
大きなサンプルがたくさん用意されています。
小さなカタログではわかりにくいので、こういうところで確認できると
とても参考になるみたいです。
一日歩き通しで、本気で選んで皆さん疲れちゃうみたいですが、頑張ってくださいね。