今日は認定低炭素住宅の講習会に行ってきました。
低炭素の法律が12月に施行されるらしくそのための講習会です。
この認定を取ると所得税減税が100万円上乗せされお得になるようです。
認定基準は 次世代省エネ基準とあまり変わりないようですので、少しレベルが低いと言わざる終えません。
断熱の性能に関しては,今まで使われてきた熱損失係数いわゆるQ値では無く平均熱貫流率という考え方で 屋根、外壁、窓、床の各部位の熱貫流率と面積をかけたものの和を総面積で割ったものになるようです。
今までのQ値ですと 面積の大きい建ものが有利になるなどしましたが、今回の考え方ではそれが無いようです。
それと,太陽光の削減効果の考え方が少し変わりました。これまではどんなに性能が悪い家でもそれ以上に太陽光発電を乗せれば限りなくマイナスになりましたが、今度からは、自家消費分のみを考慮する方法に変わるようです。どんな計算の仕方になるかは,まだ公開されませんでしたが、11月中旬にはプログラムが発表されるようです。
しかし 似たような機関がそれぞれ省エネ住宅の評価の仕方を考えて乱立しています。
CASSBEE、自立循環型住宅、低炭素,LCCM、など
民間でも,燃費計算方法が様々出てきています。
私も様々な方法を勉強し試していますが、精度が高いのはやはり CPUの「燃費ナビ」のような気がします。パッシブハウス研究所が造ったISOに準拠した計算方法の[PHPP」というプログラムをベースにCADと連動し面積、太陽角度、地域の気象データなど様々な細かいデーターを考慮して複雑な計算をしています。政府の機関が発表している計算方法はかなりアバウトであり、様々な緩和方法が,かえって内容をわかりにくくしています。
補助金などの都合もありますので,今回の方法を使わなくてはならないとは思いますが、役人の皆さんには、レベルの高い統一した基準をきちんと早く作ってくれと言いたいです。ばらばらに研究開発して税金の無駄遣いですね。振り回されるこちらの手間も考えると,とても大きな国家のエネルギーの損失になっていると思います。
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