2016年9月22日木曜日

ちょっとがっかりしたこと

今日、当社の大工さんのお父さんが飲みに来てくれました。
いろいろな話で盛り上がっていましたが、最期に
「やっぱいハウスメーカーのほうがすごいのでしょ。」
と 言いました。
話しの流れから ハウスメーカーのほうがいい家を作っているのでは無いかと思っているようでした。
当社の大工さんの父親でさえこうです。
びっくりしてしまいました。

当社の技術は ハウスメーカーの方や大学の先生、九州から北海道の工務店さんまで視察に来るレベル。
そういったことをほとんど知りませんでした。
宣伝していないからなぁ。しょうが無いかな。
反省です。
ほかの工務店と一緒にしないでくださいね。

あなたの息子さんは、ハウスメーカー以上の家を作っていますよ。!!

2016年9月21日水曜日

地盤の固さの影響

「秩父は地盤が固いから地震に強い。」
本当にそうでしょうか?
はたしてだれがいい始めたのでしょうね。
少しは正しい面もありますが,そう簡単なことではありません。
確かに固ければ地震に強そうです。
誰もがそう思いたくなるのは不思議ではないですね。
でも、いい始めた人は、きっと建築の勉強をきちんとしたことがない人でしょう。
あるいは建築学科卒業でも構造系ではなく意匠系のかたかもしれません。
「地盤が固ければ地震に強い。」
そう単純なものでもないのです。
ですから、勉強したことのある人は 簡単にはそう言い切りません。
色々な要素があるのです。
もちろん固い地盤の上なら沈んで傾いたりはしませんね。
その印象が強くて地震の時も安心ということになるのでしょうか?

同じ地盤でも地震時の建物の被被害は
上部にたつ建物によっても違います。
建物の固有周期と地盤の固有周期の関係もありますし、その他の要素もあります。
学者でも解明しきれない要素もあるようです。

わたしは地盤の構造塾にも行っていますが、その先生でさえ 今回の熊本地震で 弱いと言われる川の近くの堆積層に建つ建物が残っていて、固めの地盤に建つ建物がたくさん倒れている地域がある 地盤と建物の地震の強さの関係はわからないことが多いとおっしゃっていました。

液状化などするような地盤は弱い地盤ということで良いと思いますが ただ弱い(柔らかい)だけの地盤はそれだけで地震に弱いとは言い切れないようです。

地盤と地震の関係は難しそうです。

地盤に関しては 沈下 液状化 山の土砂崩れなどもありますから地震にたいして考えるだけではダメですね。


2016年9月12日月曜日

東大の学生さんが来社

東大の学生さんが2名来社されました。

高断熱住宅の新築と 高断熱住宅のリフォームの研究のヒアリングです。
日本各地で本気で取り組んでいる工務店を数社調査しいろいろ分析しているようでした。

質問が的確で聞き漏らすまいと集中力がすごいです。
やはり 頭が良いのがわかります。

よく東大生は勉強ばかりで、とか 偏っているとか 悪口を言う人がいますが
私が出会う東大の学生は たまたまなのか 礼儀や話し方、振る舞いなどもとてもすばらしく
様々な話題などもうまく合わせてついてきて楽しく会話できる人たちばかりです。

「こういう優秀な人たちが日本を引っ張っていくんだな」と思いましたが、 このような人は役人になったり,大きな組織の一員になっていってしまいます。
生活は安定するしそれなりの地位にも就いて立派な仕事をして行ってくれるのだろうとは思いますが、そのような組織では、並外れたその能力を思う存分発揮できないのでは無いかな?
と 考えてしまいました。
こういうすごい人たちが安定ばかり考えず、失敗しても 能力が十分生かせるようなことにチャレンジし続けてくれたらすごいのにな。

お客様の家の取材がありました。

昨年建てさせていただいた お施主様の家に取材が有りました。
まだ,出版前なので細かい内容はお話しできませんね。
ざんねん。
とても温熱性能に優れたお家です。

この方は大変勉強熱心で時間をかけてたくさんの工務店を比べていたようです。
「ほとんどの工務店 ハウスメーカーは回った。」といっていました。
その中で当社を選んでいただいたことはとても光栄です。

大まかな間取りはだいたい決まっているお客様でした。
ですので、細かいところをより使いやすく設計し 温熱や構造はほぼお任せでやらせていただきました。
実験的なこともいろいろさせていただき本当に楽しい現場でした。
そのあたりの取り組みや 性能が評価されて 今回、取材されたようです。
カメラマンとライターの人

お客様が付けている光熱費の表を見せていただいたら 前のお家より10万円くらい安くなっているとのことです。さらに太陽光発電の売電収入が30万円くらい有るそうです。すごいですね。

冬は家のどこでも20度くらい 夏は26度くらいで生活されているようで とても快適だとおっしゃっていただきました。
これだけ快適な空間になり 光熱費も下がりとても満足していただいてるようでした。

「冬寝るときに少しあついかな?」と 私も感じている 超高断熱住宅の贅沢な弱点も指摘していただきました。 確かに 少し寒いお部屋で厚い布団をかぶって寝るのが習慣になっているとそれが気持ち良いですよね。 それとこたつ。温かいお部屋でもこたつで丸くなるのって最高ですよね。足が温かいのは気持ちいいです。南雄三先生と「こたつ同盟」作ろうなんて今年の1月頃の寒い日に盛り上がったのを思い出しました。「温かいお家でもこたつが良いよね。日本の文化を守りましょう。!」(笑)


2016年9月6日火曜日

松尾さ質問セミナー

パッシブハウスジャパンで松尾さん質問セミナーを開催しました。
住宅建築に携わる人なら松尾さんを知らない人はいないと思います
いろいろな物事をきちんと分析し理屈で解決するのがとても上手い方です。
私が知っているなかで一番理論整然としていて、知識が豊富な方です。
その松尾さんに何でも聞いてノウハウを吸収しようという企画です。
私が司会進行で進めたのですが、普段の一般的なセミナーで満足できないレベルの高い人ばかりの参加で少し大変でした。
松尾さんが普段のセミナーでは話さないところを引き出さなくてはなりません。
たくさんの新しい情報が出たと思いますが。。。。
上手くできたかな?
アンケート結果が楽しみです。
懇親会、二次会では今後の流れみたいな話が出ました。とても参考になりました。
松尾さん有難うございました。


YKK体験ショールーム

森みわさんにお願いしYKKの体感ショールームを見せていただきました。
断熱の違いで住み心地がどうに変わるか体感できるショールームです。
新省エネ基準の家
25年基準の家
heat2000G1のいえ
パッシブハウスクラスの家等
体感できる施設です。
窓の性能も分かりやすく展示されていました。
室温を同じにしても断熱性能の違いで住み心地が全く違います。
一緒に見学した人はパッシブハウスジャパンのメンバーなので低いレベルの家を作っている人はさすがにいません。
皆さん見るとこが違うのでYKKの案内の人も大変そうでした。スタッフではなく館長さん等えらい人直接の説明でした。
とても良くできた施設で違いが分かりやすく皆さんにもおすすめです。
ぜひ!!
現在は業者向けの展示ですが一般にも公開の予定があるそうです。

東京に集中

朝からの東京入り、
ラッシュにもまれ大変です。東京に人、物、資本が集中していますね。
政府の発表を見てもこの傾向はますます進む予想です。
高層ビルのオフィス
これが秩父に一棟建っているだけですごい経済効果があるのだろうなと思ってしまいます。



都会の人も通勤ラッシュ大変そう。
上手く地方に分散できればこんな大変な思いしなくてすむのに。