今、建築基準法での換気の目的は、シックハウスなどの予ですね。
室内で汚れた空気を入れ換えるために行います。
室内の空気を2時間で1回入れ換えるくらいの換気が必要です。
ファンを使った機械換気で行います。
窓開けるから大丈夫というのは通用しません。
きちんと家の大きさを計算して換気扇の風量を計算してきちんと換気されるかを確かめます。
その機械換気は3種類に分けられます。
空気を入れるのも排出するのもファンの力で行う「第一種換気」
空気を入れるのはファンで出すのは自然に行うのが「第二種換気」
空気を入れるのは自然で出すのをファンで行う「第三種換気」
です。
さすがに出すのも入れるのもファンの力で行う第一種換気が安定して綺麗に空気が入れ替わります。しかし電気がたくさん必要です。
同じ方式の換気でも 壁にファンを付けて直接出し入れする物とダクトを使って機械がある場所と違う場所から空気を出し入れする物もあります。
ダクトを使うことによって空気を綺麗に流すために一番効率の良いところに入り口出口を着けることが出来たり機械が一つで室内の吸い込み口は5ヶ所などパイプを分けることもできます。しかしダクトが長くなるとダクトの抵抗で電気を多く消費します。一長一短ですね。
さらに熱交換換気扇という物があります。
これは、室内に取り入れる空気と外に出す空気をすれ違わせることによって熱のエネルギーを入れ替えさせるという物です。
たとえば熱交換率が90%とという機械について説明します。
外気温が0度室内が20度の時、普通に換気をすると0度の冷たい空気が直接はいってきてしまうわけですから寒いですよね。
熱交換換気扇ははいってくる0度の空気が外に出る20度の空気の熱を奪って18度になってはいってくるのです。
これならあまり寒さを感じませんし又20度にするには暖めれば良いだけです。とても省エネですね。
しかし、このすばらしい性能の換気扇にも欠点があります。
入ってくる空気、出て行く空気とも一ヶ所に集めてすれ違いさせる必要があるのです。ですからダクトは長くなります。さらにすれ違いさせるために熱交換器というストローを集めたような細い管を通さなくてはなりません。考えただけですごく抵抗がかかってファンの電力を食いそうですよね。
当社でも住み心地を優先してこの熱交換換気扇を使っていますが、電気を食ってしまいます。
計算すれば解ることですが 外の空気が暖まって入ってくるわけですから電気を食うと行っても冷暖房のエネルギーがとても減るのでトータルではとてもお得となります。
この熱交換換気扇も2種類に分かれます。熱交換の仕方の違いです
空気の熱の成分は 空気の持つ温度の成分(けんねつ)と湿度の成分(せんねつ)があります。けんねつ(顕熱)だけ入れ替えさせる 「顕熱交換」の熱交換換気扇と 顕熱、潜熱(せんねつ)とも入れ替える「全熱交換」の換気扇があります。
全熱交換の換気扇は湿度も入れかえてくれますから 冬場の乾燥や 夏場のじめじめを押さえてくれます。秩父なら全熱交換の方が良いですね。ほんとうに寒い地域では内部で凍結したりするので全熱交換は無理みたいです。
換気の仕組みで分けるだけでもこれだけいろいろです。
それにメーカーの違いなども出てきます。
選ぶのが難しいですね
機械を使わない換気方法などもあります。
それについては次回に
0 件のコメント:
コメントを投稿