2012年12月31日月曜日

暖かい家はありがたいです。

今は午前2時
久しぶりに夜更かししています。
打ち合わせ中の施主さんにメールを書いていたら遅くなってしまいました。

現在AM2:00の室内の温度は21度
例により、薄いパジャマに 電気の入っていないこたつ。
薪ストーブがとろとろ消えそうな炎で燃えています。
こんな快適な生活をしてちょっと申し訳ない気分もあります。
それでもエネルギー消費は普通の家よりとても少ないと思いますので許してください。

私と同じような生活をしてもらえるよう、これからも暖かい家を造るぞ!

軽井沢パッシブハウスのオーナーがラジオで出ていました。

https://soundcloud.com/kevinmeyerson/fm-karuizawa-at-karuizawa-passivhaus

私にパッシブハウスを教えてくださった 森みわさんの造った建物です。

2012年12月13日木曜日

パッシブハウスは やはり暖かい!!


今朝、秩父パッシブハウスⅡのオーナーと電車で偶然お会いしました。
秩父パッシブハウスⅡは今年竣工した物件です。
今朝の外気温がマイナス7℃にもかかわらず、朝起きたらリビングはジャスト20度
だったそうです。もちろん無暖房!!

昨日天気が良かったので、十分熱がため込めたようです。昨日の日中は25度まで上がったそうなのでちょっとオーバーヒート気味かな?
蓄熱が課題ですね。

オーナーさんは、とても喜んでくださっていました。、そのうれしそうにお話ししてくださる様子を見て私もとても感動してしまいました。
これからも良い家を造るぞ!!


2012年12月8日土曜日

見積もりって難しい!

今日、10畳間の敷き込み絨毯の部屋をフローリングに下から見に来てくれと連絡がありました。
インターネットからのお客様で初めての方でした。

お願いできる大工さんが廃業でもしてしまって頼める方がいなくなってしまったのかと思い、行ってみました。
お話を伺ってみますと、何件も見積もりさせて比べて注文とのことです。

10畳の床張りですと、普通に出来れば 大工さん1日、フローリング5坪、釘など少々という仕事です。
お求めやすいフローリングでしたら工事も含めて全部で5万円くらいの仕事でしょうか。
見積もりを出して、どんな風に仕事をするか細かく説明してくれ、今までフローリングを張った現場を見せてくれと言われました。
もしそこまでして仕事がとれなかったらどうなるのでしょう。
とれたとしても5万円では経費のかかり過ぎで赤字になってしまいます。

このような仕事の仕方で、経費を出すには 仕事がとれなかった時のことも考えて 仕事がとれた場合にはきちんと利益が多めに出る金額にしなくてはなりません。

そうすると、普通5万円でさせていただける工事が、10万円とか言う金額で見積もりを出さなくてはならなくなります。見積もり3回に1度とれれば、会社が成り立つと思います。

結局、お客様も5万の工事内容だとしても高い見積もりが出てきてしまうので損してしまうわけです。

組織的にやっているリフォーム会社なら10万円以上かもしれません。
リフォーム会社と当社で相見積もりになったとき 当社がだいたい2,3割以上時には5割 安い場合もあるので、だいたい想像出来ます

商品がすでにあり、店頭に並べてあるだけでしたら それほど経費がかかりませんから、見比べてもらって選ばれなくてもそれほどマイナスはありません。

ですが、建築は現地に足を運び打ち合わせをし、なかったものを現場で作り上げていきます。
経費がとてもかかります。

ないものを、現場で造っていくわけですから、お客さんもどんなものをいくらくらいで作ってもらえるのか解らないで不安なのは確かだと思います。
だから、たくさんの業者さんを自宅に呼んで見積もりを取るのでしょう。
今まで、頼んだことがなければその業者がしっかりしているか全く解らないですからね。

いざ工事をしてもらってきれいに出来たと安心しても、見てくれだけでしっかり造られていない場合もたくさんあります。お客さんが解らないのを良いことにずさんな工事が多いのも事実です。
表面を見ただけでは解りません。
ブロック塀一つとっても、重さを支えるベースコンクリートがしっかり打っていなかったり、鉄筋がきわめて少なかったり、コンクリートのセメント量が少なくて劣化が早いものだったり、上手に解らないように手を抜いている業者もいます。
その業者さんが一番安くて仕事をしたとして、お客さんは本当に良かったのでしょうか?
10年後、20年後に気がついたときには後の祭りです。

住宅のリフォームでも、床が痛んだため、フローリングの改修をするとします。
ある業者はフローリングをきれいにはり壁天井にビニルクロスをはり見てくれをきれいに仕上げていく見積もりを出しました。
ある業者は、フローリングが痛んだ原因を考え次は痛まないように念入りに工事しました。見た目より長持ちさせることを優先させました。
後者が前者より1割高ければ前者を選んでしまう方が多いのではないでしょうか?

施工精度は見積もりに反映しにくいです。
Aランクの大工さんが張ったしっかりしたフローリングとCランクの大工さんが張ったフローリングの価値は同じでしょうか? 見た目は同じでも、数年で床鳴りがしたり、ゆがんでしまっても同じでしょうか?

手間賃の問題もあります。
草刈りをしてもらうのに Aさんに頼むと1日15000円 Bさんに頼むと1日1万円
安いからBさんを頼みますか?
広い畑を同じようにきれいにしていきましたが Aさんは1日 Bさんは2日かかりました。
どっちが良かったのでしょうか?

最初に安い見積もりを出し、仕事を取った後に、オプション工事で儲ける工事会社もたくさんあります。
新築住宅で 契約後の地盤調査で、わざと低めな評価を出し地盤改良工事をしてたくさん儲けるという、信じられない手法を用いる業者もあると聞きます。

わたしは、なるべく経費をかけず、お客さんに低価格で工事をしてあげたいと考えています。
頼んでいただいたら お客さんにとってベストな工事は何かを真剣に考え 高い技術でしっかりした工事をしたいと思います。
私たちの経費がすべてお客さんの負担になってしまします。
経費をかけない経営がとても重要です。
私どもを信じていただけて、普段のまじめな工事を理解していただいている方に、よりやすく技術を提供したいと考えております。
「あの人に頼めば大丈夫。」「あの人に任せておけばあんしんだ!」
そう思っていただけるようこれからも努力したいと思います。
そうすれば、相見積もりになることもなく、余分な経費をかけずにすみ、出来るだけの安い価格で見積もりを書くことが出来ます。
そんなことを考え、今日の仕事はあまりにも経費がかかりそうなので、すぐにお断りしてきました。
断られて、気分を悪くされたかもしれませんが、しょうがないと思っています。
良い物を出来るだけ安く提供しつづけるためにはやむ終えない決断でした。
断るのもつらいですね。
良心的な、工事会社と巡り会えることを祈っています。


2012年12月5日水曜日

太陽光発電の比較

太陽光発電の設置がいたるところで進んでいますね。

皆さん、どのメーカーのパネルが良いのかとても迷うのではないかと思います。

安くて面積あたりの発電量が多いのが良いのだが、安いパネルは発電効率は悪いし、効率の良いパネルは高い。

効率と言っても 考えなくてはいけないことが二つあります。

まずは、皆さん分かり易いところで、面積あたりに設置できる量。
同じ屋根に何キロワットのパネルを設置できるかと言うことです。
各社パネルの大きさが違いますから A社は240W B社は210W とパネル1枚の発電量が異なっても元々のパネル1枚の大きさが違ったら意味がありません。あくまでも同じ大きさに何キロワットのパネルをのせられるかが重要です。
この辺は、パナソニックのHITが有利です。このパネルはシリコンの単結晶とアモルファスをダブルで使ったパネルだからです。
化合物系のパネルは不利になります。

もう一つの効率はそのパネルを使った場合の予想発電量と、実発電量の違いです。
たとえば A社を5kW 設置したときの予想発電量が年間5000kWhだったのが 実際に発電したのが6000kWhだとすると 120%の効率だったとするものです。
200Wのパネルがあるとします。一定の条件で 試験をすると200Wきちんと出ますが 実際には雨で暗かったり、朝晩の波長が短い光だったり、寒かったり、暑かったり条件は様々です。
様々な条件で上手に発電するパネルが、予想より発電することが出来るパネルと言うことになります。
この性能は 化合物系のパネルがとても有利です。ソーラーフロンティアやホンダソルティックのパネルですね。
http://www.jyuri.co.jp/solarclinic/column/scc110924.htm
最もわかりにくいところですのでこのサイトの比較をごらんください。

そして重要なのが価格です。
どんなに発電性能、発電効率が良くても値段が高いのでは困ってしまいます。
皆さん はやく元を取ってお金を増やしたいと思っているはずです。
高いパネルを買ったのではなかなか元が取れません。
やはり 発電性能の高いパナソニックが少し高くなってしまします。

そのほかにも考えることがあります。

陰に強いパネルと弱いパネルもあります。
電柱の陰などがでる場所でしたら陰に強いパネルを選んだ方が良いでしょう。

設置もとても重要です。
太陽光発電を設置して雨漏りで家を壊してしまったら逆に高い買い物となってしまいます。

これら様々な条件を考えどのパネルが良いか考える必要があります。
私たちもお客様の建ものを見せていただき、お客様の考えを聞かせていただかないと、このメーカのパネルが一番良いとは言えません。
そのために 当社は様々なメーカーのパネルを取り扱っています。
皆さんに、ぴったりなパネルをご提案させていただきます。
是非お気軽にご相談ください。



2012年12月3日月曜日

今日は秩父夜祭りです。

夜祭りの時期になると寒くなりますね。
寒くないと夜祭りって気分がしないから変な感じでです。
寒い方が気分が盛り上がります。
「寒いね-」
「これからもっと寒くなるね-。」
そんな言葉をかけあいながら皆さんお祭りに行くのじゃないでしょうか?

今朝の外の温度が、-1.5度
すこし寒いですね。
先日よりは少しいいですけど

先日の北海道の大寒波 風も強く鉄塔が倒れ電気が供給されず大変なことになっていましたね。
朝のテレビを見ていたら「とても寒い、外は-5.8度です。」と言っていました。
そのとき秩父の自宅の外は-4度
秩父の寒さも北海道並みです。
私が日頃から「秩父は関東じゃないよ。」
「東北北部、北海道南部だよ。」
といっているのが、またしても証明されてしまいました。

気象庁のデーターを見ていただくとわかります。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=43&block_no=47641&year=2011&month=&day=&view=
ここで、最低気温の平均を見てみましょう
一月は、-5.2℃

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=31&block_no=47575&year=2011&month=&day=&view=
青森市が -4.9℃
ですから 青森市より寒いのです。

秩父の人は我慢強いのかな?
寒い家に住んでいる人がとても多いです。
東北や、北海道の人が秩父に来ると家が寒いのでびっくりするようですね。

さっきほどの話に戻って北海道の災害で
電気が止まると石油やガスのファンヒータも動かず暖房が出来ずに困っていました。
秩父でも、自然災害だけではなく、何らかの理由で電気が止まることも想定しておいた方がいいでしょう。
そのとき暖房するのに電気がないと困りますね。昔ながらの電気を使わない石油ストーブなら良いですが、一般の暖房器具は電気を使います。これではだめですね。
パッシブハウスは、昨年無暖房で過ごすことが出来ました。朝、17℃くらいまで落ちてはしまうのですが、暖房なしでこの数字は凄いですね。
これなら、災害が起きても暖房の面では安心です。
曇りが続いた日は15℃台まで下がった日も記録しましたがそれでも暖かいです。
昨日も、初めて当社を訪問されたお客様にパッシブハウスをご案内しましたが、外は雪が舞うほどの寒さにもかかわらず、中は無暖房で22℃。自然な心地よい暖かさにとても驚いておりました。
本当は、全員の方々にパッシブハウスを造ってあげたいのですが、コストの関係でなかなか実現できませんね。

それでも 今現在は、実際に造られる建物でQ=1.2W(平米k)ぐらいの建ものでとても高性能なものを造っています。。
先日、両神で外気が-2℃ 室内が15℃(無暖房)だったのでかなり良いせん行ってます。
今後のデーターが楽しみです。

皆さん今日の朝どんな感じですか?
暖房がんがん炊いているから大丈夫かな?
わたしの自宅も快適なので、皆さんに申し訳ない気分です。
すみません!!

私の家は12年前、当時では私が思っている最高の建ものの仕様としました。
もちろん、今のエコポイントがもらえる基準は軽くクリアーしております。
パッシブハウスには全く及びませんけれど。

今朝の今の状況はといいますと
先ほどお伝えした通り、外は-1.5℃
1Fリビングは19℃
2Fホールも19℃
ロフトも19℃でした。
トイレはドアが閉まっているので少し寒く17℃
もちろん深夜電力を利用してエアコン暖房しています。
14畳用1台のみです。
さすがに無暖房というわけにはいきません。

全く寒くないです。本当にごめんなさい。
こたつはありますがスイッチが入っていません。
こたつ布団と自分の体温で暖かいです。
へんなの?
「厚着してるんでしょ。」
とお思いになるかもしれませんが、Tシャツに10月くらいから着ている薄いパジャマだけ
もちろん素足

さらに私は 朝、起きてシャワーを浴びます。
服を脱いでも寒くないです。
お風呂で30分ぐらい読書することも多いです。
前の日の残り湯も少し温めれば入れるくらいです。
省エネでしょ。

ですが、エアコンは動いています。エアコンの消費電力を調べないと行けませんね。
HEMSの補助金受けて測定してみようかな?

息子が起きてきました。
やはり薄手のものを2枚しか来ていない
「さむい?」と聞くと「ぜんぜんさむくない!」
寒くないから 朝起きるのもとても楽ですよ。



2012年11月18日日曜日

世の中のために自分が出来ること

私のご近所さんでとても立派な方がいらっしゃいます。

名前はここでは控えますが、絵を描かれたり,塾をしたり、議員さんをされていた方です。
地元の方ならピンとくる人もいると思います。

朝、ご夫婦で散歩がてら地域のゴミ拾いをしてくださっています。
地域の活動、地域ぐるみの子育てなどにもご尽力いただいております。 とても感じのいいご夫婦です。
最近は,原発を減らす運動にも,多方面でご活躍されているようです。

ほかにも、たくさんの方々が,自分の利益のためではなく社会のために働いています。

私も,そういう人を見て 自分も社会のために何か出来ないか考えました。
的外れなことをしてもしょうがないので、自分の得意な分野で貢献できないか考えました

昨日、燃費証書のことを書きました。

住宅も自動車の燃費表示のように 施主さんが判断できる統一した基準を作ろうという話です。

この活動が広がれば,日本の建ものが,欧米の建もののように健康で長持ちする住宅になっていくのではないかと思います。
この分野でなら自分の才能を社会のために生かせるのではないかと考えました。
燃費表示の数を増やしていき この表示するのが当たり前になれば よりよい家をつくろうと考えるるのも当たり前になっていきます。
エネルギーの使用を減らせる住宅が増えていきます。
このエネルギーを使わない住宅は,健康にもとても良いと言われていますから、このような家が増えていくことがとても重要なわけです。
家庭でのエネルギー消費が工場や輸送に比べて増加の一途をたどっています。
建築業者の責任です。
一刻も早く,省エネ建築を根付かせエネルギーを減らしていく必要があります。
燃費表示が当たり前になっていくことが重要なのです。

そこで燃費表示の家を増やすために、ボランティアでさせていただこうと思います。
調査の費用、計算の費用は私が負担します。
認定の費用に関しては協会の方と現在交渉中ですが営業目的ではないので以前から建っている家に関しては無料にしていただけそうです。
建てて1年以上の建ものとさせてください。

どなたかご協力していただける方はいらっしゃらないでしょうか?お知り合いや,ご親戚、ご友人の家などご紹介ください。
いろいろな家のデーターがほしいので 似たような家の場合はお断りさせていただくかもしれません。また、秩父郡市に限定させていただきたいと思います。
是非ご協力よろしくお願いいたします。連絡先 info@@ta-k.jpまでお願いします。(@は一つにしてください)
 





長期優良住宅を否定する工務店って?

当社に打ち合わせに来てくださっている方々多くから ここ2,3年聞く話です。
私が「長期優良住宅の認定取りますか?」と聞くと「長期優良住宅はメンテナンスの費用がかかるから認定は必要ないです。」という
「どうしてそう、おっしゃるのですか?」
と聞くと
「以前打ち合わせしていた工務店が、長期優良住宅は定期的にメンテナンスが義務づけられているからお金がかかる。といっていました。」
というのです。
あれあれっ?びっくりします。
明らかに言いくるめられていますね。

定期的な点検や,補修はすることになっていますが、その定められたタイミングに絶対にしなくてはならないのではありません。
たとえば、定期点検の時期をしっかり決めておきます。
1年後3年後 5年後 10年後 15年後 。。。。。などです。
そしてそのときの点検項目や想定される補修箇所などを記載しておきます。
お施主さんに,どのようなメンテナンスが必要になる可能性があるか把握しておいてもらうためです。
「10年後には外壁のコーキングの打ち替え」「塗装のぬりかえ」などです。ほかにもいろいろ考えておきます。
「このくらいが通常言われているメンテナンス期間なので必要になるかもしれませんよ。」ということで「絶対に修理しなさい。」ということではないのです。
きちんと点検することが大切で、「まだ次の点検までは大丈夫そうですね。」で良いわけです。
良心的ではない工務店でしたらハウスメーカーのように「このメンテナンスを受けてもらうともう保証は出来ません。」みたいに脅すこともあるとは思いますが、「今は必要ない。」と断れば良いわけです。
ハウスメーカーの10年点検はお金がたくさん取られるという話を聞きますのでその辺の話と誤解されるのかもしれませんね。

定期的な点検を受けていれば、万が一不具合箇所があったとしても早めに修理出来、重大な事故を防ぐことも出来ます。
長期優良住宅の決まりでは、あくまでも良い状態を長く保つように点検することが目的で,無理矢理修理させることが目的ではありません。
「長期優良住宅はメンテナンス費がかかりますよ。」といういいわけは 長期優良住宅を造ることが出来ない工務店や、「長期優良住宅に対応していますよ。」と言いながら全く長期優良住宅仕様ではない建物を造っている工務店さんの逃げ口上でしかないのは明らかです。
秩父地域に実際に建てられている住宅を見ると 長期優良住宅の基準とと比べると「ちょっと?」という建ものが多いですね。
基準に合わせるのにはお金もかかりますからコストダウンしているのでしょうね。
長持ちする家だったかそうでなかったか解るのは10年後20年後でしょうから 関係無いと思っているのではないでしょうか。

ですが、長期優良住宅の仕様が十分というわけではありません。
耐震性に関しては阪神淡路大震災後の基準改定でかなり良くなりましたので現在の基準で良いと思いますが、耐久性、維持管理、の面では「まだまだあまいな」と思うところもあります。
断熱性に関しては、国際的に見たら,赤ちゃんレベルです。
ですから、長期優良住宅は最低限のレベルなのです。
もちろん、長期優良住宅の認定には、検査機関に審査料がかかりますから、お金おかけたくないので認定は取らないという選択筋はあるかもしれませんが、その場合にはきちんと管理しましょう。普段から,長期優良住宅を最低レベルとして多数造っている工務店なら信頼できるかもしれません。

ちょっと?と思ったら認定は取ってもらった方がいいです。長期優良住宅にはわずかですが、減税の処置もありますし,期間は限定されますがたまに補助金もあります。

期優良住宅の話をして 今回のような「必要ないですよ。」的な話をした工務店がいたら要注意です。「私は造れません。」「造ったことがありません。」「造ると高くなりますよ。」と言われたと思った方がいいですね。