2013年1月8日火曜日

大工さんの違い

当社は、大工さんを抱えた技術を売りにした工務店です。
現在、工務店の多くは大工さんがいません。ほかの職人さんのように工務店に属すのではなく、外注で頼まれます。
ですから、与えられた材料で、ほどほどに仕事をこなせば良いと考えている大工さんが多く、仕事の内容において熱意が少ないように感じます。
ですが当社の大工さんたちは、高橋建築の従業員としてよりよいものを造りお施主さんに喜んでいただこうという大工さんばかりです。その様な大工さんたちですから志も高く、普段から勉強もしています。
最近は、当社の大工さんの技術を頼りにされ遠くのほうまで指導に行くことがあります。昨年も四国や奈良県までも行ってもらいました。今年もありそうです。
そんな大工さんたちですから 使う材料にもこだわりを見せます。良い材料を見分けることはもちろんですが、値段のこなれたほどほどの材料でも、使う場所や使い方を上手に見極め、後で狂いが出来るだけおこらず長持ちするように考えてくれます。
現在のほとんどの大工さんは、そこまで全く考えません。
木は天然の素材ですからどんなに良い材料を使ってもそりやねじれ収縮膨張などは避けられません。それを考え予測して木の向きや取り付け方を考えるのが大工さんの仕事でした。
それが、今はその様な昔から培われてきた技術が、途絶えようとしています。
工場で造られた均一な材料を 組み立てて取り付けるのが大工さんの仕事になってきています。
多くの大工さんが技術を身につける場所も機会も無いような状況となっているのです。
ちょっと手の込んだ仕事になると出来ない。ちょっと変わった仕事になると出来ない。ほんものの木材を自分で加工して長持ちするようにうまく工夫して家を造っていくことが出来なくなっています。
当社では、20才台から70才台までの大工さんたちが頑張ってくれています。若い大工さんたちは年配の大工さんに伝統の技術を教わりながら身につけています。
木の使い方は簡単には身につきません。経験しながら木の癖を覚えていくことも重要です。
住宅の骨組みを工場ですべて加工してしまうプレカットを当社も利用しますが、定期的に大工さん自ら木材に墨をし手で加工することも行っています。そうしながら若い大工さんも木にたいする感触を高めていくのです。
内装の工事などで使う様々な木製の部品も当社では自社の工場で加工します。木を無駄なく上手に加工していく技術も身につけます。
いろいろな場面に応じて自分で部品を造り、出来るだけベストな方法で納めます。
そうやって、一つ一つ造っていくわけですから、建ものにも愛着もわきますし気合いも入ります。
これが、ただの組み立て大工さんたちとは違う当社の強みでもあるでしょう。
ですが、最近は職人になりたいという大工さんが減っているように感じます。
技術を習得して一人前になるまでが大変だからなのか、お金が少ないのか、危険な作業があるからなのか、休みが少ないからなのか解りません。
しかし、何もないところに家を造っていくという仕事は すばらしいのではないでしょうか。自分が造っているものがどんなものなのか間近で感じられ、徐々に造られていく。きちんとしたものを造れば、喜んでいただける。その様なことが分かり易く感じられる数少ない職業だと思います。
昔は、子供のあこがれの職業で大工さんは1,2を争っていました。それが最近はランクに入らないようです。http://news.livedoor.com/article/detail/5493545/
大工さんを魅力ある職業にするように今の私たちが頑張らねばなりません。

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