断熱が不十分な家、気密性能が低い家は 暖房している部屋と暖房していない部屋の温度差がとても大きくなります。
ファンヒーターなどでリビングの室温を20度以上にしても 浴室や脱衣室、トイレなどは5度、なんて家もあるようです。
この温度差が、とても危険なのです。
昨日NHKのニュースでも取り上げられていたので紹介いたします
http://www3.nhk.or.jp/news/
この報道でも解るように脱衣所浴室でのヒートショックの死者だけで17000人だそうです。これにはトイレでの死者は含まれていませんし報告があった分ですので実際にはもっと多く20000人を超えているだろうという研究者の方もおります。
2112年の交通事故での死者が4411人だそうですから4倍にもなります。
驚くべき数字ですね。
室内の温度差が原因でこれほどの死者が出ているのに、政府、建築業者は何をしているのでしょうか。
早急に対策を取るべきでしょう。
現在メインで造っている当社の建ものは高断熱(Q=0.8から1.6 1.3がメイン)、高気密(実測値C=0.2から0.6 0.4ぐらいが多い)なので 少ないエネルギーで全館暖かくなり、上手に暖房すれば温度差もとても少なくなります。昨年実測させていただいた当社の建もののオーナー様のおうちではトイレでも15度以下になることは珍しい状態でした。リビングとの温度差も概ね3度以下くらいでそれほど違わないようです。
このような、住宅であれば ヒートショックのリスクもとても少ないのではないかと思います、。
秩父は特に寒く温度差の激しい地域です。
日中10度近くになることがあっても、翌日の朝はマイナス5度以下
気象庁の統計でも朝の冷え込みは青森市を下回ります。
外が寒いと中途半端な断熱では室内の温度をを維持することは困難です。
気密性能が低ければ、冷たい空気も入って来てしまいます。
暖房できていない部屋の温度はどんどん下がって行ってしまいます。
そして 暖房している部屋との温度差が大きくなってはしまうのです。
当社の建もののように外に逃げる熱がとても少なく、すきま風の入らない家でしたら温度差はあまり出来ません。 なぜなら室内の暖房の熱が暖房していない部屋に伝わるスピードと外に逃げていくスピードが高い温度でバランスがとれ室温が下がらないからです。
新築ばかりに力を入れているわけではありません。
今すでにある家の改修も必要です。
温度差をなくす、断熱改修がとても重要ですね。
効果があり、内部結露などのリスクがない断熱改修についてはまたの機会にお話しします。
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