2015年11月12日木曜日

杭データーの偽装問題と住宅業界が行うべきこと


杭の偽装問題を踏まえて 構造塾の緊急セミナーがありました。

講師の佐藤先生は 今回の事件でテレビなど解説を何度もしておりました。
今回の件も多くの情報をお持ちのようです。

まずは、今回の事件のことについて話されておりました。
くい打ちがうまく出来ていないかどうかと言うことについては もうかなりの年月がたった建物でもあり、311の地震も受けている建物であることを考えると あの大きな建物が一番 端と端で2cm位しか傾いていないのは杭はきちんと打たれているだろうとのことでした。もしきちんと打たれていないのであれば 数年前の○○不動産の建物のようにもっともっと傾いているだろうとのことでした。しかしデーター偽装したことは確かなようなのでそこには建築業界全体の問題があるだろうと言うことでした。
マスコミさんの話では 大きな会社は 大口のスポンサーなので どうしても話題にしずらい。
とのことです。販売会社の責任や元請けのゼネコン、くい打ちの元請けの会社は日本を代表する大企業ですから、マスコミが話題にしにくいのもうなずけます。下請け会社だけのせいにして終わりになりそうですね。
 
今回の事件は 氷山の一角
建築業界の問題です。
年中偽装問題が出てきます。
大手こそ利益追求主義で下職を泣かせて偽装せざる終えない環境を作っているようです。
私も 様々な職方の皆さんから 大手の現場は泣かされていやだとよく聞きます。

今回の偽装は問題ではありますが 特定の小さな会社や個人を皆でこぞって袋だたきにするというのはどうしたものか?
それより偽装している,大手の建設会社やハウスメーカーは なぜたたかれないのか?
という 隠れた大きな問題もありますね。

その後 住宅業界の話に移っていきます。
木造2階建てのレベルの住宅は 4号建築物といって 構造計算などの書類を役所に出す必要が無いのです。設計者の責任で構造計算はすることになっています。
ですがなぜか 勘違いしている設計事務所、工務店も多いようです。
つくりてにまかされているから 「計算しなくても今までの経験と勘で十分」と考えているようです。
これはとても危険です。
このような考えで作られた強度の不十分な建物がかなり多く存在しているようです。
大手の建物でも安心できません。
建築をきちんと勉強のしたことの無い、営業が専門の素人がお客さんと設計をして作っています。
職人も きちんと修行を積んでいません。職人で無くとも作れるようにプラモデル化してきています。それでも良いのですが、基本を知らないのでちょっと違った納まりがあると応用が利かず将来大きな欠点となるような工事をしてしまうこともあるようです。

本当に建築業界はどうしてこうなってしまったのでしょうか?
ほかの産業もそうかもしれませんが、競争の激化、利益追求、下請けいじめそういったことが原因のような気がします。
大手が良いと言い切れないことがよくわかります。
建築という産業は地域の職人が丁寧にまじめに仕事をしていくのがいいと思います。
地域にお金が循環し経済的にもいいですし 地域の職人は逃げ隠れできないので、基本的にまじめにやるしかありません。
まじめじゃ無い、勉強不足な方もいるかもしれませんが それは皆さんが知識をつけ見極めるしか無いですね。
知識をつけてみればわかりますが 大手の建物は内容の割に高いですし 都合のいい解釈や,ちょっと嘘っぽいところもあります。
それがわかるようになるまで,一般の方も勉強してくださいね。
それが自分を守り,良い家を作ることが出来る条件だと思います
大変ですが 家造りは一生に一度の大イベントです。
皆さんがんばってくださいね。

 

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