2015年11月14日土曜日

○○共済住宅の耐震偽装問題

ニュースで出始めている。
○○共済住宅の 耐震偽装問題

CADデーターの写しミスとか言っているがそんなことが起こるのか?。

今回のは明らかにコストダウンのしすぎ、利益追求しすぎが原因ではないのか?
写し間違えて壁量が何割も足りないなんてあり得ない。
HPを見ればわかるが耐震性に優れた強い住宅だといっている。
耐震性に優れた強い住宅というのであれば 「耐震等級2」 位は余裕でクリアしていそうだ。等級2もクリアしないで地震に強い住宅とHPで言えるはずがない。
お客さんを騙していることになる。
等級2をクリアしていれば建築基準法が要求するレベルから比べれば 相当に余裕があってしかるべき。耐力壁のCADからの転記ミスがあったとしても等級1の建築基準法を下回ることなんてあり得ない。
それが建築基準法の最低レベルの要求さえ満たしていない。
見落としましたというレベルではないのだ。
そうとう見落としても建築基準法のレベルなんて軽くクリアーできるはず

直下率などもチェックとかいてある。それもとても大事だが壁量不足では全く意味がない。直下率を重視すれば大きな木材を使わずにすむ。自由設計とは言いつつも、直下率を設計ルールとして義務付けることで 自由度を奪いコストが高くなる設計を防ぐ目的の方が大きかったのだろう。直下率がよくて壁量が足りないということがそれを物語っている。
直下率ももちろん大切だが まずは壁量 耐力壁のバランス 水平面の剛性 接合部の強度だ。

設計はお抱えの設計士さんがやっている。ほぼ丸投げ状態という話を聞いた。今回は設計士さんのせいにするのかもしれない。それがチェックできていなかったということなのかもしれない。
担当になる設計士さんで、レベルが違う。

大きな会社がやっていることだからお客さんは信じて安心しきっているのだろうが、住宅産業では大きいことが良いことではないことが証明される形となった。

金額も安いとは言いつつも、結局オプションオプションで相当な額になる。
ローコストビルダーと同じようなやり口に見える。
携わっている職人やメーカーも厳しそうだ。
職人から良い噂は聞かない。

この競争させて使い捨て。この過酷な競争せざる終えない環境は 建築業界全体の所得ダウンや技術ダウンを招く原因にもなっていると思う。

大手のハウスメーカーの事件 資材メーカーの事件も相次いでいる
建築業界全体が疑われるような今回のような事件はまだまだ続くのではないかと思う。


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