2015年11月13日金曜日

ZEH委員会 名古屋

工務店のゼロエネ化を推進する役割を担う 委員会が名古屋で開かれました。
日本全国から志が高く 工務店の先頭をきって頑張っている人たちが集まっています。
我々が 頑張り事例を見せていくことで 多くの工務店が真似ができるようにしていこうと言うのが目的です。

私も この会議で 当社の事例2点を発表させていただきました。
小鹿野町下小鹿野と 般若に建つ2軒です。

性能が高いのは当たり前ですが、基本に忠実に設計がしてあるところや先進的な取り組みが発表の内容でした。

他の事例を聞いて、参考にもなりました。平屋の大きな建物でのZEH(ゼロエネルギハウス)の事例も特殊な仕様でとても参考になりました。

設備メーカーさんの最先端のご紹介なども参考になり色々質問させてもらい理解が深まりました。

そのあとは 懇親会

「矢場とん」の味噌カツです。美味しかった。
懇親会では食事がメインではありません。食事するのも忘れるほどの情報交換です。
申請の代行をしている会社の人や 審査機関の人 メーカー様々な人がいます。
これはという人を見つけ色々勉強させてもらうのが楽しみです。
今回は 一緒に事例を発表させていただいた「高田工務店」の高田さんとお話しできたのが大きな収穫でした。
太陽熱で作った温水を床下の蓄熱土間に送ります。
原理は簡単なのですが色々難しいこともあります。
やってみて、失敗してみてを繰り返さないとわからないこともあります。
その土間コンクリートの断熱の仕方、厚さなどがとても重要です。
厚すぎれば熱がたまらないし薄ければ翌日まで熱が持ちません。
長い年月かけて実践してこられたノウハウを聞くことができ役立てられそうです。
どこかの現場でためさせていただけたらと思います。

翌日は 今人気の建築家「伊礼智」さんの建物見学
2件見せてもらいました。
実はそのうち1軒は2年前の大雪の日に見せていただき 私が秩父まで約一週間帰れなくて帰宅困難者になってしまったときの 建物。
緻密な設計でとても素晴らしい建物です。
美しいし 機能的
その建物が 2年建つとどうなっているのかが見たかったのです。
1年間モデルハウスとして使い住んでいるのは1年ちょっと
浴室が総桧張りです。余りかびてはいませんでした。
お手入れは大変そうでした。
かなり緻密に設計してある部分がどうなのかな?と思っていましたがやはり
使いにくい部分もあるようです。
一番残念なのが、見せ場であるLDKがお客様の使い方で変ってしまっていること。
設計者がこういう住み方が良いのだと考えてもなかなかそうは住めない。
ひとはそれぞれ住み方が違うし、時と共に家族の成長や時代の流れで変化する。
やはりリビングは、可変の効く方が良い場合も多いように感じました。
本当に、部屋ごとに色々考えられていて寝室などもとても落ち着きぐっすり寝られそうな雰囲気です。私もこのような寝室が作りたい。やはり寝室は重要です。睡眠の質で翌日の活力が違う。今、よくあるどっち付かずのマルチな感じの部屋を寝室にするのではなく今回見せていただいた住宅のように寝るのに特化した寝室がいいと思いました。

このような素晴らしい建物を見せていただく機会を作っていただき本当にありがとうございました。
今回の名古屋は大変勉強になりました。

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