2015年11月21日土曜日

技術力の維持

省エネ法改正が行われます。
今後の取り組み方について地元の工務店の皆さんに
講義をしてきました。

私はハウスメーカーより地元の工務店さんの方が基本的な技術は高いと思っています。
しかし、伝統的な技術にこだわるあまりに新しいことへの取り組みが遅れてしまっています。
その技術力に 新しいノウハウが組み合わされば鬼に金棒です。

当社は 長い年月を掛け 先進的な取り組みをしてきたので 自分でもかなり進んでいると思います。
名だたるハウスメーカーの研究所などの視察も頻繁に受け入れるほどです。
高断熱の技術、ノウハウでは一目置かれる存在となってきたような気がします。

今回は、そのノウハウを出し惜しみなく地元の工務店さんに伝授しようと思いました。
本当に私が長い年月を掛け、お金を掛け勉強してきた技術です。
本当はライバルになるかもしれない地元の業者さんに教えるのは怖いことです。
しかし、今、地元の工務店さん、大工さんは 本当に技術力は高いのに新しいことに取り組めないばかりに、宣伝力が無いばかりに、仕事が少なくなり大手の下請けに入ってしまったりしています。ハウスメーカーの下で簡単な組み立てで済むちゃちな家造りをするようになってしまっているのです。
とてももったいないことです。
地元の腕の良い大工さんが仕事を出来なくなれば 一緒にやっている技術の高い他の関連業種の職人さんも仕事がなくなってしまいます。
職人の技術がどんどん失なわれてきているのです。
今まで日本に培われてきた職人の高い技術力が維持できなくなってくるのです。
ですから 大きなハウスメーカーのない 欧米のように地元の業者が家造りをするのが当たり前の世の中にならないといけないのです。

私が、先進的な技術を地元の皆さんに公開することで少しでも 工務店で建てるのが当たり前になれば良いと思います。
伝統的な高い職人の技術も残っていけば良いと思います。

本当に、安く良い家が建てられるのは我々工務店だと皆さんに再確認してもらい、我々は切磋琢磨し頑張っていければと思います。

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