2017年7月5日水曜日

住宅にもグレードがあります。

私に構造を教えてくださる先生のfacebookの投稿をシェアします。
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住宅業界と自動車業界の違い
いきなりですが質問です。
今、皆さん車を持っていません。しかし、すぐに車が必要で買わなければいけません。どんな車を買いますか?
それぞれ、費用、用途などを考え買うべき車がイメージできたと思います。
例えば、軽自動車、低燃費車、ワンボックス、SUV、高級車などなど結構具体的にイメージできるはずです。
なので、軽自動車を買おうと思う人はベンツを見に行きませんよね。
それは、自動車業界は車の費用と種類を明確に分けているため車を買おうとしている人も費用と種類をおおよそ理解しているからです。
ところが住宅業界はどうでしょう?
軽自動車から高級車まですべてが同じ土俵にあるように見えます。
だから、予算は軽自動車の人も本気でベンツが買えないのか悩みます。
そしてベンツの営業マンにベンツが軽自動車の予算で買えないか相談し、営業マンも仕事欲しさに本気で何とかならないか悩みます。
これが住宅業界ではないでしょうか。
自社の独自性が明確ではないため、このような状況になっています。
全国各地でたくさんの住宅業界の方とお会いします。
多くの方は地域密着で仕事をしています。
そしてローコストメーカーを脅威に感じています。
ローコストメーカーは軽自動車メーカーだと思えば答えは簡単で、地域密着で軽自動車じゃない車をつくれば脅威に感じる必要はありません。
その代わり、どんな車でもつくれます!ってのは、独自性が見えないのでお客様からも選ばれません。
各地で忙しい会社は、独自性が明確です。
ぜひ、どんな住宅つくりが得意なのか、予算はどの程度かなど明確にしてみてはいかがでしょうか。
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私もずっと車にたとえて考えていました。
私は レクサスレベルの車をカローラの値段で実現したいと思っています。
住宅と自動車が違うのは使用する年数。
自動車なら不満があっても数年、十数年で買い換えることができますが、住宅はなかなかそうはいきません。
家族構成が変わり必要な車の大きさが変われば買い換えもできます。住宅は無理です。
普通の人は一生その住宅で過ごすことになるのです。
我慢しながら住み続けることになります。
 光熱費が少ない住宅と多い住宅 
 住み心地のいい住宅と悪い住宅
 メンテナンスの費用があまりかからない住宅とたくさんかかる住宅。
少しの最初の費用の違いでとても損をしてしまいます。
私たちが作る住宅は とても長持ちするように作ります。 子供や孫まで住むことができればとてもお得です。
それもとても住み心地がいい家に!
皆さんだんだんわかり始めてはいるようですが、未だに大手の目カーの家が良いものだと思い込んでいる人もいます。
値段が高いから良い家だと思うのでしょう。
たくさん宣伝をしている大きな会社だから信用できると思うのでしょう。
よく見比べてください。
住宅のグレードの違いは 建てる前だとなかなかわかりません。そこで暮らしてみて初めてわかることも多いのです。
建てる前に見極めるためには 建て主さんがきちんと勉強しなくてはなりません。
大変なようですが仕方ないことなのです。宣伝では良いことはいくらでも言えますから。
断熱に関してだけでも
「当社の住宅は暖かいですよ。」そんなことは誰でも言えますね。
本当は作り方によって全く違います。
違いがわからないとだまされてしまいます。皆さんがんばってくださいね。

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