2016年11月23日水曜日

伝統工法の現場見学

大田区まで松井先生の伝統工法の現場見学に行って来ました。
木造の伝統工法と言うと、木組みで構造耐力をとり できるだけ金物を使わない作り方をします。
「筋交い」のような斜めの材料で支えるのではなく「貫」と呼ばれる柱を横に貫いた材料で倒れないように作ります。

そのため地震で大きく揺れるのですが、貫が柱にめり込みながら力を吸収するので、急に建物が倒壊するということにはならず、最終的に人の命を守ることができる工法だと言われています。いわゆる柔構造です。

木組みで家を持たせるのですから、細い木材では無理です。太い材料をたくさん使い組んで行きます。
ですから見映えはとても素敵です。
木が好きな人ならとても憧れるのではないでしょうか?

当社は大工さんを社内で抱える、技術集団の工務店です。
今回見せていただき、すぐに対応できることはわかりました。昔ながらのの技術だからです。

今回見せて下さった松井先生は昔の技術をいかしつつも現代の技術も取り入れていました。
それを踏襲しながら、私の温熱、構造の知識を生かし新型の伝統工法の建物を作って見たいと思いました。

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