皆さん、ネオキュート
ご存じですか?
エコキュートはもちろんご存じですね。
お湯を作る仕組みは知らなくても名前は知っていると思います。
エアコンのようにヒートポンプという機械で空気から熱を奪いお湯を作るシステムです。
ヒートポンプは投入したエネルギーの数倍のエネルギーの熱を作り出すことのできる魔法のような機械です。
当社では 3.8倍もの熱が作れる高性能なものを使っています。
当社で使っているものはとても特殊な高級品です。一般的には効率が3.3位のものが使われています。2割近く性能が違います。ランニングコストが違うのでとてもお得です。
エコキュートは安い深夜電力を使い深夜にお湯を沸かします。そして高温でタンクにためておきます。でも、お湯を実際に使うのは半日以上過ぎた夕方から夜に掛けてがピークですから、タンクのお湯が少し冷めてもったいないですね。
最近 ネオキュートというものが発売されました。
これは何が違うのでしょうか?
基本的にはエコキュートと仕組みは同じです。
違うところは 先程の魔法の機械 ヒートポンプに使う冷媒です。
エコキュートはCO2冷媒を使いますが ネオキュートはR32という新開発の高性能な冷媒が使われます。
この冷媒はエアコンのトップメーカーのダイキンが開発したものです。
暖めるのにとても効率の良い冷媒です。
最近の高性能なエアコンはダイキン製に限らずパナソニックなどのメーカーも採用しています。
この高性能な冷媒を使うことによって給湯システムの高性能かが進むと思われますが、まだ既存のエコキュートの方が性能が良さそうです。R32の性質をいかしたこれからの進歩が待ち遠しいですね。まずはCO2で難しかったのですが、R32の性質をいかしてタンクとヒートポンプを離して設置することができるようになりました。
エコキュートでは音の問題がありました。ちょうどエコキュートのヒートポンプがおとなりの寝室などの前にあるとうるさくて迷惑をかけてしまいますから 迷惑を掛けにくいところまで離しておけることはとても良いことですね。
R32は暖めるのには効率が良いのですが、高温になってくると効率が落ちると言われています。低温で使うのが良さそうです。エクセルギーの問題ですね。
ですから 私が思うのは 使う直前で使う温度くらいでお湯を作ればいいのではないかと思います。エコキュートのように深夜に高温のお湯を作りためておくのはもったいないですしR32の特徴をいかしきれません。
ZEHなどにすれば太陽光発電はついているわけですから、夕方になる直前に自宅の太陽光発電でお風呂にお湯はりに使う量くらいを低温で作っておき夜にお湯はりする。そしてシャワーで使う量を追加で直前にまたは使いながら作る。そんな使い方ができればとても省エネになるはずです。
もちろん今の制度ですと太陽光発電の電力は売った方がお得です。でもその差は知事待ってきています。
昔のように太陽光の電力は48円で売って深夜電力を7円で買うというのは終わりました。
昨年度は33円で売って12円で買う
今年はさらに下がり31で売って17円で買うのです。
どんどん差が縮まっていきます。
いい忘れましたが 外気温が高いときの方がヒートポンプの効率もいいですからこの点でも夕方湯沸かしがお得です。
タンクの冷めることの問題も考えると 差がとても少なくなってきているのがわかります。
ZEHの本来の目的は家庭のエネルギーをゼロにすることですから 売買電してトータルゼロより、住宅に外から電気をなるべく出し入れしない方が理想です。
そう考えてくると夕方ネオキュートを動かす。それも小さなタンクで低温で。
そのようなことが理想的でないかと思えます。
特にオフグリッドを目指すにはとても良いのではないでしょうか?
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