水道の配管についてどのような工夫をしていますか?
最近の住宅は直径20mmのメーターをつけ太い管で住宅に引き込むことが多くなってきているようです。
今までは13mmがほとんどでした。
エネルギーなどを浪費できる世の中なら私も20mmをおすすめするかもしれません。
ですが、現在は少しでもエネルギを減らさなくてはなりません。
水道水を作るのも水を組み上げたりろ過したり大量のエネルギーが使われます。
できるだけ使う水を少なくしたいですね。
それで少しでも使用水量を少なくするために私は今までどおり13mmで十分なのではないかと思います。
20mmにしてドバドバ出てもほとんどの水が無駄になってしまいます。
13mmでもきちんとした水圧の来ている地域なら普通に使えるレベルの水が出ます。
お湯の量も増えればお湯を作るエネルギーも大量に消費されます。
蛇口を絞って少な目に出せばいいかと思うかも知れませんがなかなかコントロールしきれません。13mmでも不自由はほとんどないのですからあまり多く出すぎない方がいいのではないでしょうか?
室内の配管も工夫できます。
現在の配管方法はヘッダー方式といって 水やお湯の管は室内に取り込まれたらすぐにヘッダーという分岐する部材に繋がりそこから先は お風呂、キッチン、洗面所、トイレなどそれぞれに1本づつの管で配管されます。ヘッダー配管と言います。
メインの太い管をすこしづつ各場所に分岐しながら持っていくのではありません。
1本づつなのでヘッダーから先は細い管ですみます。お湯を使うときなかなか温かいお湯が出て来ないことがありますね。途中のパイプに水が入っているからです。水が出きってからお湯になります。細い管なら無駄になる水が少なくてすみます。お湯を使い終わったあと管の中に残るお湯も少なくなります。とても省エネですね。
今日、東京大学の前先生にその辺のことをお聞きしたのですが、先生はさらに進んで大量にお湯の必要のない洗面所は10mmの配管まで細くしているそうです。
さすがです。それを聞いて私もすぐに当社の水道工事の皆さんに指示をしました。
省エネのためのお湯の配管は 細く、短くが基本です。
太めで引きたいのは、工務店や水道の役所がお客さんの「お湯の出が悪い」というクレームを恐れるためだと思います。
少し位お湯の出が細くても省エネや水道代の節約を考えた方がいいような気がしました。
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